極度は「この上ない状況のこと」。

つまり、これ以上と言える状況がない、限界ギリギリという意味を持った言葉です。

滅多に経験することがないと言えるはずです。

極端は「一番端のこと、常識などから大きくそれている状況のこと」。

基本的には後者の意味で使われることが多いです。

否定的な意味で使用されることが多いでしょう。

「極度」の意味

極度とは、この上ない状況のことです。

これ以上はありえない、限界ギリギリと言える状況でのみ使うので、滅多に使用する機会はないはずです。

ただ、実際にこれ以上ないと言えるシーンに遭遇したときには使うことになるでしょう。

対象となるものに関しては、いろいろなものが想定されますから、その都度違うシチュエーションになりやすいです。

「極端」の意味

極端とは、一番端のこと、常識などから大きくそれている状況のことです。

後者の意味で使われることが多く、否定的なニュアンスを込めた使用が目立ちます。

つまり、特定の言動などに対して、常識からそれすぎているという意味で極端という言葉を使うわけです。

ただ、常識からそれすぎているかどうかの判断は主観的なので、極端という判断が妥当かは別の問題と言えます。

「極度」と「極端」の用法や用例

「人生で極度の緊張感を覚えたシーンが1度だけある。

あのときには精神状態が明らかに異常であり、当時の記憶もあまりないのだが。

今となっては非常に貴重な経験だったと思うがね。」

「極端な意見は現実離れしているため嫌われる傾向にある。

しかし、現実離れしているというのは、現実では起きないというわけではない。

だから、無視すべきとは言えないだろう。」

極度と極端はともに普通ではない状況を指している

極度と極端に関しては、ともに普通ではないという意味で使われます。

通常と言える状況からかなりそれているシーンで使うので、そういう意味では共通しているのです。

しかし、両者は実際に使用するシーンが同じではないので、意味の違いは一応存在しており、そこに関しては頭に入れておく必要があるでしょう。

似ている言葉ではありますが、区別して使っていくべきです。

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