「古老」は、昔のことをよく知っている老人のことです。

「古老」は「an elderly person familiar with events of the past」で表されます。

「長老」は、その方面で経験を積んだ「長・かしら」の立場にある人を指します。

英語では「an elder」「a doyen」「a dean」で表されます。

「団体などの長老」という意味の場合「a doyen」「a dean」を使います。

「司祭」という意味の場合「a dean」です。

「老大家・ろうたいか」は、年齢を重ね経験を積んだその道の大家のことです。

英語では「an elderly master」「a venerable authority」で表されます。

「古老」の意味

「古老」は、老人のことです。

また、昔のことをよく知っている人のことです。

「故老」とも書きます。

以下のように使います。

古老に話を聞く 村の古老

<老の漢字>

字義は「としより・老人」「おいる」「年老いて官をやめさせる・やめた人」「ものなれる・経験を積む」「老人として扱う・いたわる」「臣下の長」「老人の自称」

「老人の尊称」「老人の略称」です。

解字に於いて、象形です。

甲骨文字では「腰を曲げて杖を突いた老人の形」にかたどっています。

「長老」の意味

「長老」は、以下のような意味です。

①老いた者の敬称です。

②仏教に於いては、仏道にすぐれた年長の僧をいいます。

「名僧」のことです。

禅宗では、一寺の住職の称です。

③初期のキリスト教会では、監督に次ぐ聖職の階級を指しました。

後に牧師を補佐する信徒代表にも用いました。

④その方面で経験を積んだ「長・かしら」の立場にある人を指します。

以下のように使います。

政界の長老として一目置かれる 画壇の長老

長老に話を聞く 村の長老 一族の長老

「老大家・ろうたいか」の意味

「老大家・ろうたいか」は、年齢を重ね経験を積んだその道の大家のことです。

経験を積み、その道の専門家として優れた技量・学識を持った老人のことです。

以下のように使います。

文壇の老大家として健筆をふるう 画壇の老大家

老大家の話を聞く 俳諧の老大家

<大家・たいか>

「大家」は以下のような意味です。

①大きな家のことです。

②富んだ人のことです。

貴い家柄のことです。

「たいけ」とも読みます。

③その道に特にすぐれた人です。

「巨匠」のことです。

「古老」は 昔のことをよく知っている老人のこと、「長老」は その方面で経験を積んだ「長・かしら」の立場にある人、「老大家・ろうたいか」は、 年齢を重ね経験を積んだその道の大家のことです。

「古老」「長老」「老大家・ろうたいか」は、類語です。

共通する意味は「老人に敬意をこめて呼ぶ言葉」です。

「古老」は、昔のことをよく知っている老人のことです。

「長老」は、老いたものの敬称です。

または、経験が豊かで、指導的な立場にある老人のことです。

「老大家・ろうたいか」は、その道にすぐれ、権威のある老人のことです。

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