趣旨は「催し物や講演・対談・説明会などの目的や企画意図のこと。」
「目的」と言い換えると分かりやすい。
主旨は「催し物や講演・対談・説明会などの中心になるテーマのこと」。
「中心テーマ」と言い換えると分かりやすい。
何かを企画し行おうとすれば、それがどのような目的で企画されたものかは広く知らせることが大事です。
「主旨」はその主たる内容のことです。
「趣旨」は目的
「趣旨」はその企画の目的や狙いのことです。
「趣」は「おもむき」で「狙い・考え」と言う意味です。
「私はこのバザー企画の趣旨に賛同したので購入をしました」「良く趣旨をご理解願います」「この運動会の趣旨は健康な体作りです」「このチャリティコンサートの趣旨は慈善活動です」「趣旨が良ければ催しものは成功する」などと使います。
「主旨」は主題
「主旨」は何を主題にしたものかと言うことです。
総花的なものは内容がぼけてしまうため、主題・テーマを決めることが大切になります。
対談や討論会でもテーマを決めておけばスムーズに進むというものです。
「企画ものは趣旨も大事だが主旨もハッキリしていなければならない」「世界平和と復興をテーマに東京オリンピックは開催された」と使います。
「趣旨」と「主旨」は似て非なるもの
簡潔に言えば「趣旨」は目的、「主旨」は主題と言うことです。
イベントや催し物などは何のためにどのような内容で行うのかが事前に知りたい情報になります。
そのために「趣旨」と「主旨」があるのです。
同音異義語のため「しゅし」と聞いただけではどちらか分かりません。
「この企画のしゅしは慈善活動のチャリティです」と聞けば「趣旨」であることが分かります。
「しゅしは衣料品バザーになります」で「主旨」と分かります。
「趣旨」と「主旨」とは
「趣旨」はイベントや催しものなどの狙いや目的・意義のことです。
「主旨」は中心になる内容のことで、主題・テーマと言えます。
「趣旨」を理解して「主旨」がどのようなものになるのか更に理解します。
「4年毎に開催されるオリンピックの趣旨は世界平和ですが、クーベルタン男爵の言葉に「成功することではなく努力すること」と言うものが残されています。
「主旨」は大会により異なり、それに沿って数多くの競技が繰り広げられるのです。