邪魔は「特定の人にとって厄介と感じる、阻害されていると感じる存在のこと」。
嫌悪感を少なからず持っているため、邪魔と感じる対象に関しては、どうしても対応が雑になりやすいという特徴があるでしょう。
邪険は「扱い方が荒々しいこと」。
対象とするものを雑に扱うようなケースで使っていきます。
邪魔と意味は違いますけど、あくまでも扱い方の部分で言えば同じような意味と評価できるはずです。
「邪魔」の意味
邪魔とは、特定の人にとって厄介と感じる、阻害されていると感じる存在のことです。
自分にとって、都合が悪い存在という意味で使います。
邪魔な存在を目にしたりすると、人間はどうしても無意識のうちに嫌悪感を抱き始めます。
そして、どうしても扱いが雑になる、適当になる、乱暴になるという状況を迎えるのです。
基本的に邪魔というものに関しては、どうしても印象が非常に悪い状況になりやすいです。
「邪険」の意味
邪険とは、扱い方が荒々しいことです。
何らかの原因で対象となるものに嫌悪感を抱いた結果、扱い方がそういう状況になると言えるでしょう。
したがって、言葉それ自体の意味は邪魔とは違うものの、結果としては邪魔と同じような状況を迎えると言えます。
邪険に関しては、邪魔ほどは頻繁に使いませんけど、たまに見聞きする言葉です。
「邪魔」と「邪険」の用法や用例
「前を歩いている学生らが横に並んでいたから、なかなか前に出ることができなかった。
ちょっと乱暴だったけど、横をすり抜けて行ったよ。
ちょっとぶつかってしまったが、しょうがないよね。」
「あの人は周りに対して横柄な態度をとり続けていたから、みんなあの人のことを邪険に扱うようになった。
これは仕方ないと言えるだろうね。」
邪魔と邪険は同じような状況となることが多い
邪魔は自分にとって厄介と感じるもの、阻害要因になっているもので、邪険は荒々しく扱うことです。
したがって、意味は異なっていると言えます。
でも、邪魔な存在に関しては、邪険と同じく悪い印象を抱いているので、結果的に扱い方が雑になります。
そういう意味では、どちらも適当に、乱暴に扱う状況を迎えるので、その部分については共通しています。