飢え死には「飢えて死ぬこと」。
死因が飢えであるようなケースで使っていきますが、餓死という言い方も可能なので、そっちに関しても同時に覚えておくと良いでしょう。
野垂れ死には「道端などで倒れて、そのまま助けを得られずに死ぬこと」。
直接の死因に関してはいろいろなものが考えられますけど、飢えた結果死ぬケースも多々含まれます。
「飢え死に」の意味
飢え死にとは、飢えて死ぬことです。
食事ができずに死ぬということで、死因ははっきりしていますが、日本においては飢え死にをするケースはかなり少ないです。
発展途上国では割と見られる状況ではあるものの、日本においては滅多に見られない光景と言えます。
食事ができずに死ぬというケースでのみ使う点が特徴と言えるでしょう。
「野垂れ死に」の意味
野垂れ死にとは、道端などで倒れて、そのまま助けを得られずに死ぬことです。
いろいろな死因が考えられますけど、満足に食事ができずに道端に倒れてしまい、そのまま誰の助けも得られずに死ぬようなケースを含みます。
場所によっては、そもそも誰にも発見されない可能性もあるので、その場合には助けを得ることは困難であり、野垂れ死にのリスクが上がります。
「飢え死に」と「野垂れ死に」の用法や用例
「日本では最悪の場合には生活保護を利用できるため、飢え死にをする可能性はかなり低い。
しかし、発展途上国の場合、必要な食料などがそもそも国内で足りていないため、どうしても飢え死にをするリスクが大きいんだ。」
「食べるものがなく、住む家もない人の場合、その辺をさまよっているうちに倒れてしまい、誰にも発見されずに野垂れ死に至ってしまう可能性がある。」
飢え死にと野垂れ死には同じ結末になる場合もある
飢え死にと野垂れ死にに関しては、それぞれの意味は違います。
しかし、野垂れ死にはいろいろなケースを含む言葉であるため、飢え死にに該当するシーンも含んでいると評価できるのです。
だから、飢え死にと野垂れ死には同じような状況を表すこともでき、死因が同じケースもあります。
そういった面は頭に入れておいた方が良いでしょう。