やましいは「良心に恥じるところがあるため、気が引ける状態のこと」。
何かしらよくないことをしているのではないかという思いがあって、気が引けるようなシーンで使っていきます。
うしろめたいは「気が咎めるような感覚がある状態のこと」。
心理的にはやましいとほとんど同じような状況です。
心に何か引っかかるような感覚があるケースで使います。
「やましい」の意味
やましいとは、良心に恥じるところがあるため、気が引ける状態のことです。
よくないことをしているという感覚が少なからず心の中にあるようなシーンで使っていくことが多いです。
世間一般の常識などを基準にして、悪いことをしている感覚が芽生えたときに使いますが、自分に対して使うことはあまり多くありません。
他人に対して使うことが多いでしょう。
「うしろめたい」の意味
うしろめたいとは、気が咎めるような感覚がある状態のことです。
気が咎めるような行為をする際に使う言葉ですけど、基本的な意味はやましいとあまり変わらないです。
なんとなく悪いことをしている感覚があるときに使います。
うしろめたいに関しては、自分に使うこともそこそこあります。
そこは注意点として覚えておきましょう。
「やましい」と「うしろめたい」の用法や用例
「あの人はたまに卑怯な手を使うことがあるが、何かやましい気持ちを抱えているに違いない。
心の底では何かが引っ掛かっている状態ではないかと思うんだよね。」
「人を騙すようなやり方をするのは、なんとなくうしろめたい気分になるな。
他のやり方でも良かったのかもしれないが、これが1番賢明だと当時は思っていたんだろうが。」
やましいとうしろめたいはどちらもマイナスの気持ちを抱く状況
やましいとうしろめたいに関しては、どちらもマイナスの感情を抱く状況を表しています。
意味も大して変わらないので、同じような言葉という認識を持つ人もいるはずです。
でも、やましいは自分よりは他人に対して使う機会が多く、うしろめたいは自分に対して使うことが多いので、そういった部分で微妙に違いが存在しています。