夢は「就寝中に見る断片的なもののこと」。
「支離滅裂」と言い換えると分かりやすい。
夢物語は「現実に思い描く不可能な願望のこと」。
「願望」と言い換えると分かりやすい。
夢は覚醒したら思い出すことが難しくなるものですが、夢物語は覚醒している時に思い描くほぼ実現不可能な願望のことです。
夢の中は時間が前後していることや場面が突然切り替わることが当たり前なのです。
「夢」は支離滅裂
「夢」は筋立てがハッキリしていても設定環境が時間を超越したものになります。
子供の頃の記憶に残る学校や働いている時の会社内などが同時に出てくるようなものです。
また、同じような場面が日を変えて幾度となく出てくるのも特徴です。
電車に乗っている場面や駅の雰囲気など何度も見るものです。
それは過去に必ず経験していることで、記憶に強く残っているものなのです。
また、実現可能な願望は夢と言います。
「夢物語」はまさに夢
「夢物語」は現実に考える願望のことですが、「そうなったらどんなに良いだろう」という願望なので、実現は不可能となります。
例えば体がマヒしている人が全速で走ることは「夢物語」なのです。
夢でそのようなことは出来ても現実には出来ることではありません。
現実ではなくまさに夢なのです。
努力すれば実現可能なものが夢ならば、いくら努力をしても実現出来ないものが夢物語かも知れません。
「夢」は実現性のある願望で、「夢物語」は実現性のない願望
就寝中の「夢」ではなく願望と言う意味でしたら、「夢」は持ちたいもの・叶えたいものになります。
努力すれば必ずや実現するかも知れません。
「夢物語」は実現しませんから、いくら見ても言いのでしょう。
お年寄りが「もし若ければ」とよく言いますが、「夢物語」の世界です。
初老に差し掛かった女性は「まだピチピチしていた頃に戻りたい」と考えることも「夢物語」なのです。
「夢」と「夢物語」とは
「夢」は就寝中に見るもので、過去に経験したつらい思い出や懐かしい場所などが時間に関係なく出てきて、一つの筋立てになっているものです。
良く見る夢で会社に遅刻する場面は、「追い詰められていること」が具体的なことで再現されているのです。
「学校の校舎内・仕事をしている・電車に乗っている」など様々です。
「夢物語」は決して実現出来ないので、好きなように夢想して良いものです。