恵比寿天は「七福神の一人で日本の神様のこと」。

「漁業の神」と言い換えると分かりやすい。

大黒天は「七福神の一人で農業の神のこと」。

「大国主命」と言い換えると分かりやすい。

七福神は恵比寿天・大黒天・毘沙門天・弁財天・福禄寿・寿老人・布袋尊を言い、ヒンズー教・中国・道教や仏教思想・日本の民間信仰などから生まれた縁起の良い神々のことです。

「恵比寿天」は日本の神様

「恵比寿天」は釣り竿とタイを持ち、本来漁業の神とされていましたが、現在はあらゆるご利益があるとされ、中でも商売繁盛の神として有名です。

「えべっさん」として親しまれていて、関西では「商売繁盛、笹もってこい」と言われ十日恵比寿、二十日恵比寿などが行われます。

日本の神の統合したものとも言われ、成り立ちは諸説あります。

「大黒天」は大国主

「大黒天」は、元々はヒンズー教のシバ神のことでした。

仏教に取り入れられ中国経由で我が国に伝来し、変遷を経て現在の姿になりました。

つまり、頭巾と大袋・打ち出の小槌・米俵と言うことです。

日本の大国主命と合わさり民間信仰となりました。

五穀豊穣の農業の神とされ、漁業の神・恵比寿天と対で信仰されることもあります。

「恵比寿天」と「大黒天」は対

漁業の神である「恵比寿天」と農業の神である「大黒天」は一緒に信仰されることがあります。

漁業と農業は産業の柱であったことから、商売繁盛となり七福神にもなったのです。

「神楽に恵比寿舞と大国舞がある」「全国に大黒様を祀ったお寺や神社がある」「大阪の大黒寺が最初とされている」「東京にも浅草寺や鬼子母神に祀られている」などと使います。

「恵比寿天」と「大黒天」とは

「恵比寿天」は七福神の一人で、漁業の神とされていましたが、現在は商売繁盛の神となっています。

「大黒天」はヒンズー教のシバ神のことでしたが、仏教に入り中国から日本に渡り幾多の変遷を経て、現在の大黒天になりました。

大国主の命とも合わさり大袋を背負い・右手に小槌を振り上げ・米俵に乗っている姿になったものです。

やはり七福神に数えられます。

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