見切りは「見込みがないために諦めること」。
何かの努力や作業に対して、これ以上続けても意味がない、無駄であると感じた場合にそれらをやめることを意味しています。
断念は「思い切って諦めること」。
簡単に決断できるような状況ではないが、特定のこと諦めることを決心したようなシーンで使っていく言葉と言えるでしょう。
「見切り」の意味
見切りとは、見込みがないために諦めることです。
努力や作業を行っている中で、自分が望んだ成果が生まれないと感じたときに、それをやめる決断をする際に使っていきます。
たいていの場合には見切りをつけるという言い方をします。
人生の中では、実際に見切りをつけるようなシーンがたびたびあるのではないかと思われるため、馴染みは感じやすいでしょう。
「断念」の意味
断念とは、思い切って諦めることです。
なかなか諦められるようなものではないことに関して、最終的に諦める決断をするようなシーンで使っていきます。
見切りと同じような意味ではありますけど、諦めることが容易ではない場面で使っていくため、そういった部分は特徴的です。
断念に関してもなんとなく馴染みを感じられる人は多いでしょう。
「見切り」と「断念」の用法や用例
「株の売買をしていると、やはりどのタイミングで見切りをつけるかが大切だ。
上がると思っている銘柄が一向に上がらないときにはさっさと諦めるのも手だから。」
「ずっと前からこの車のオーナーになるのが夢だったが、私の収入ではとても厳しそうだ。
長年の夢ではあったが、断念をしようと思う。
別の車で考えてみようかな。」
見切りと断念は思いの差
見切りと断念に関しては、どちらも何かを諦める状況を指しています。
しかし、見切りは単に諦める状況を指しているのに対して、断念は思い切って諦める状況ですから、より大きな決断と言えるシーンで使っていくのです。
だから、断念の方が日常生活の中では使う機会が少ないと言えるはずなので、そこは覚えておくと良いでしょう。