純粋は「混じりけがないこと、邪念が全くないこと」。
混じりけが特に感じられない状況で、さらに邪念が感じられない、つまりマイナスイメージが見られない状況で使います。
純然は「混じりけがないこと、まさしくそのものであること」。
混じりけがないという意味では純粋と同じではあるものの、本物と言えるような意味を持っているのです。
「純粋」の意味
純粋とは、混じりけがないこと、邪念が全くないことです。
混じりけがないという意味に関してはいろいろな場面で使えるはずですが、邪念がないという意味も持っているので、マイナスイメージを特に感じさせないケースでも使用できます。
純粋に関しては、モノに対しても使用できますけど、人に対しても使っていくことがあると言えます。
「純然」の意味
純然とは、混じりけがないこと、まさしくそのものであることです。
混じりけがないという意味を持っているので、そういう意味では純粋と同じような言葉と言えるでしょう。
しかし、純然にはまさしくそのもの、つまり本物と評価できる意味も含まれており、ここは特徴的です。
また、通常は純然たるという言い方をしていく機会が多いです。
「純粋」と「純然」の用法や用例
「純粋な人というのは何かと評価される。
邪念がないという意味になるから、不都合な存在になりにくい面があるんだろう。
社会にとってはいろいろな場面でメリットがあるわけだ。」
「この人は純然たるオタクだと思うんだよね。
まさしくオタクと言えるような存在であり、人生そのものを懸けているように見える。
彼を超える存在は果たしているのだろうか。」
純粋と純然は混じりけがないこと
純粋と純然という言葉はどちらも混じりけがないという意味で使われやすいです。
そういう意味では似た言葉になります。
しかし、純粋は邪念がないこと、純然は本物と言えるような存在という意味がそれぞれあるので、一応違いは存在しています。
また、純然は純然たるという言い方をする場合がかなり多いので、そこも知っておくと良いです。