高速道路は、よりスピーディーな移動を実現するために、高速かつ安全な走行ができるように作られた道路です。
一般道路とは平面交差をせず、立体交差によって結ばれています。
自動車道は、その名の通り、自動車や自動二輪車に限定して通行することができる道路になっています。
そして、有料道路は、その道路を通行する際に、通行料金が徴収される道路を指します。
高速道路とは
高速道路とは、安全な高速走行によって目的地までの移動を速くさせる目的で作られた道路です。
一般道路のように、信号機や交差点は基本的に存在しません。
高速道路本線はノンストップで走行することで、目的地までの所要時間を短くさせることができます。
日本では、「高速道路」の名称を用いている路線として東名・新東名、名神・新名神のほか、都市高速道路として首都高速・阪神高速・名古屋高速・広島高速・北九州高速・福岡高速が存在します。
自動車道とは
自動車道は、高速自動車国道における一般的な名称となっています。
基本的には「○○自動車道」という形で使われ、走行している地域名を付していることが多いです。
名前の通り、自動車や自動二輪を対象に走行できるため、歩行者や自転車などの立ち入りは禁止されています。
自動車道も平面交差する箇所はほとんどなく、インターチェンジを介して出入りすることになります。
有料道路とは
有料道路とは、その道路を走行する際に、通行料金が徴収される道路です。
基本的に、この通行料金は路線開通までの建設費用や、今後に向けての道路管理・維持のための費用として充てられることが多いです。
日本の高速道路も有料道路の箇所が多いですが、近年は新たな建設方式による路線に関しては無料開放しているところが多くなりました。
「高速道路=自動車道」ですが、「自動車道=有料道路」とは言い切れなくなった
かつて日本の高速道路・自動車道は通行料金がかかるものでした。
しかし、現在は「新直轄方式」とよばれる方式によって無料開放される区間が増えてきました。
これは、高速道路会社に頼らず、国と地方自治体によって一般国道と同じように整備するという方式であり、これによって高速道路網は地域により密着するようになっていきました。
一方、これまで「高速道路=自動車道=有料道路」という構図でしたが、最近は「自動車道」に限って言えば無料区間があるため、イコール有料道路とは言えなくなりました。
それでも、「高速道路」と名の付く
道路に関しては無料区間がないため、今もなお「高速道路=自動車道」であると同時に、「高速道路=有料道路」であるといえます。