明度は「白から黒に移行するにつれ落ちていく明るさのこと」。
「明るさ」「反射率」と言い換えると分かりやすい。
彩度は「白から黒に移行するにつれ落ちていく鮮やかさのこと」。
「鮮やかさ」と言い換えると分かりやすい。
明度は白の明るさを100%とすれば黒の明るさは0%と言うことです。
彩度は白の鮮やかさを100%とすれば黒の鮮やかさは0%と言うことです。
「明度」は明るさのこと
「明度」は色の明るさを表す度合いです。
最も明るい白から最も暗い黒の間にすべての色が存在するわけです。
例えば白から順に薄い灰色・灰色・濃い灰色そして黒と変化します。
赤色も黄色も青色も黒に近づくと明るさ・明度がなくなるのです。
すべての色は白に近づくほど明るさが増し、黒に近づくほど暗くなります。
また、光の「反射率」が高いほど明るく感じ、低いほど暗く感じます。
「彩度」は鮮やかさの程度のこと
「彩度」は高いと目にハッキリと感じます。
低いとボンヤリと感じるものです。
「明度」と同じで白に近いほど明るく鮮やかに感じ、黒に近いほど暗くボナヤリと感じます。
例えばテレビの明るさを変化させると明るく鮮やかな画面から、暗く薄いボンヤリした画面になります。
つまり「明度」を落とすと「彩度」も同時に落ちるのです。
「明度と「彩度」は相対的なもの
色は相対的に感じ方が異なる場合があります。
同じ色・明度・彩度であっても周囲の「明度・彩度」が違うと違うものに感じてしまいます。
人間の目はそのように感じてしまうようです。
「明度」は明るさと反射率の多さで決まり、「彩度」は色の鮮やかさ・濃さなどで決まるようです。
「鮮やかな赤」「鮮やかな青」などは「明るくて濃い色」なのです。
「明度」が高かければ「彩度」も高いことになります。
「明度」と「彩度」
「明度」は色の三属性の一つで、明るさ・反射率の高さを言います。
「彩度」も三属性の一つです。
赤や黄と言う色相がもう一つのものです。
色は「どのような色か」「どのような明るさか」「どのように鮮やかなのか」により決まるものです。
明るい黄色や赤で鮮やかですと、輝いた感じになり、暗い濃い紫や青は暗くボンヤリした感じになります。