ポプラは「ヤナギ科ヤマナラシ属の高木樹のこと。」
「ヤマナラシ」と言い換えると分かりやすい。
イチョウは「イチョウ科イチョウ属の落葉樹のこと」。
「ギンナン」と言い換えると分かりやすい。
イチョウも20メートルと背が高いのですが、ポプラはさらに高い木で30メートルに及び、これらは街路樹や公園・神社仏閣・学校などに向いています。
「ポプラ」はラテン語のポプルスから来ています。
「ポプラ」と言う言葉は一説ではポピュラーと同じ語源で、ラテン語の人々・国民を意味するポプルスから取られています。
古代ローマで集会所のそばに植えられたということです。
高さは30メートルに及び花が終わると白い綿毛の付いた大量の種が舞うことで知られています。
日本では北海道大学のポプラ並木などが有名ですが全国に植えられています。
「イチョウ」は世界最古の樹
「イチョウ」は世界で最も古い樹で、古生代から存在し化石も発見されています。
今では絶滅危惧種に指定されていますが、全国に分布しています。
種はギンナンで茶碗蒸しや串焼きなど食用になっています。
全国の並木や公園・学校・公共施設・神社仏閣に植えられているもので、高さ20メートルの巨木になります。
春先に若葉が出て、秋には黄色になり、冬には落葉する季節感のある植物です。
「ポプラ」の方が「イチョウ」より背が高くなります。
「イチョウ」は大木になると20メートルを超えますが、「ポプラ」の方は30メートルに及ぶ大樹に成長します。
「ポプラ」は風が吹くと葉がサラサラと音を立てるのですが、台風などの強風ですと根本から折れてしまうことがあります。
どちらも並木は見ごたえのある姿になります。
秋には葉は黄色に変色し落葉してしまいます。
「ポプラ」と「イチョウ」
「ポプラ」は並木やその高さから目印の樹として植えられますが、そのスッキリしたて崇高な立ち姿は心を奪われるものです。
秋になると白い綿毛の種を振りまきます。
「イチョウ」はやはり並木や公園などに広く植えられているものですが、世界最古の樹となっています。
実はギンナンで食用になります。
どちらも街路樹として植えられますが「イチョウ」の方がポピュラーと言えます。