厳格は「手加減などをしない厳しい対応のこと」。

容赦しないという状況であり、そういう厳しい対応をするときなどのケースで使用される言葉と言えます。

厳正は「厳しい態度で公正に対応する状況のこと」。

厳しいという点では共通していますけど、公正という部分はポイントになります。

公正さを確保する対応こそが厳正と言えるのです。

「厳格」の意味

厳格とは、手加減などをしない厳しい対応のことです。

容赦しないで対応するという意味があるため、非常に厳しい対応の仕方になるでしょう。

したがって、割といろいろなシーンで使いやすい言葉と言えます。

何らかの処分をするようなときに、実際に使われる言葉なので、自然と耳にしている人は世の中に多くいると言えるでしょう。

「厳正」の意味

厳正とは、厳しい態度で公正に対応する状況のことです。

したがって、厳しいという点も重要ですけど、公正という点もポイントになってくる言葉です。

公正に関しては、定義がはっきりとしないので、何が公正なのかという点は問題になりますけど、とりあえず厳正という言葉の定義には公正さが求められると言え、そこは重要な条件と言えます。

「厳格」と「厳正」の用法や用例

「今回のミスでは厳格な処分を下されることになった。

まさに容赦しない感じだったな。

それくらいのことをしてしまったからしょうがないとも言えると思っているけど。」

「今回の騒動にかかわった選手らに対して、球団は厳正な処分を下すと言っているが、それでファンの人たちが納得するかな。

納得させるために処分をするわけではないんだけど。」

厳格と厳正はどちらも厳しい対応のこと

厳格と厳正に関しては、どちらも厳しい対応の仕方を指しており、細かい違いはあるものの、ほとんど同じような意味です。

したがって、これらの言葉を明確に使い分けている人はほとんどおらず、適当になっている人が実際多いと思われます。

ただ、厳正には公正という要素が含まれているため、そこは区別するポイントとして覚えておきましょう。

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