学識は「専門的知識や見識のこと」。
「専門知識」と言い換えると分かりやすい。
博識は「広い知識があること」。
「博学」と言うと分かりやすい。
学識は「学問的知識」の略で「学識経験者」という言葉があり、学問の専門知識を有する人という意味になります。
「博識」は博学なことで、「博物学者」「博物館」などの言葉通り、広範な物質を知っていることや網羅していることです。
「学識」は学問的な知識があること
「学識」は「学問的知識」のことで、学問から得られる知識や思考能力などのことで「学識がある」は正しい判断が期待される能力があると見做されることです。
ですから、何か社会問題がある場合に「学識経験者」なる人たちが招集されるのです。
「学識」があれば「識者」「造詣が深い」「博覧強記」など賛辞の言い方が相応しい人になります。
「博識」は「広い知識」のこと
「博識」は物質に関する広い知識がある場合に良く使われます。
例えば植物学者・動物学者・鉱物学者などが持つものことで、広範な知識と良く物を知っていることが特徴です。
「博物館」には動植物・鉱物・物理学・天文学など科学的な学問に関係する物質が展示されています。
「博識」は考えが豊富というより物質を良く知っていることに重点が置かれた言葉です。
「学識経験者」はあっても「博識経験者」なる言葉はない。
「博識」であっても「学識」はないと思われているのかも知れませんが、「博識経験者」という言葉はありません。
「博識」には物質の知識というイメージが付き纏いますから、判断力を期待されるという観点から何かの問題解決には招集されないのでしょう。
しかし、「博識」な人は「学識」があるはずで、「学識経験者」に選ばれている可能性はあります。
「学識」と「博識」の違い
「学識」は学問的知識のことで、学問を通じて養われる知識や判断力のことも言います。
「学識経験者」はそのために良く社会的問題の提言のために招集されます。
「博識」は動植物・鉱物・物理学・天文学など科学分野の物質を良く知っていることです。
勿論、物質だけではなく付属知識もありますが、考え方や判断力という観点では「学識」とは異なるかも知れません。