書物は「文章などを印刷したりして、本の形として製造したもの」。
文章を一般的に読める形にしたものを書物と呼ぶことが多いですが、書物という言い方をするケースはそれほど多くありません。
書籍は「本のこと」。
一般的に世の中に広まっている本のことを書籍と呼んでいます。
したがって、書籍は本の別名とも言える状況です。
書物との違いも非常に微妙だと言えるでしょう。
「書物」の意味
書物とは、文章などを印刷したりして、本の形として製造したものです。
見た目が本の形になるように文章などをまとめたという言い方ができます。
したがって、見た目としては本になっているわけですから、書物は本という言い方もできます。
ただ、書物という言い方は日常生活ではほとんど使わない表現と言えるでしょう。
多くの人たちにとって馴染みはないはずです。
「書籍」の意味
書籍とは、本のことです。
つまり、本の別名という言い方もできると言えます。
本のことを書籍と言う場合もあるため、書籍という言葉については多くの人たちに馴染みがあると言えるはずです。
書物も本に近い概念ですけど、書物と違って書籍という言葉は日常生活の中で使う機会がそれなりにあるでしょうから、そこは違いになります。
「書物」と「書籍」の用法や用例
「本の状態になっている読み物のことを書物と言う場合がある。
昔はそういう言い方をよくしていたみたいだが、現代ではほとんど使われない表現だろうね。」
「本のことを書籍と表現する場合がある。
現代では本の代わりに書籍という言い方をするケースが多々あり、こっちの言葉に関してもある程度は定着している雰囲気があるよな。」
書物と書籍は同じものを指している
書物と書籍に関しては、基本的には本を指しています。
したがって、どちらも意味としてはほぼ変わらないと言えるでしょう。
ただ、現代では書物という言葉は定着しておらず、使う人はほとんどいません。
一方で、書籍に関しては普通に使われている状況を確認できるので、書籍の方は馴染みがある言葉と評価できるでしょう。
そういった部分で違いがあります。