「長所」と「自己PR」の違い・意味と使い方・使い分け

長所は「特定の人間の特徴的な部分のうち優れていると言えるもののこと」。

その人ならではの特徴と言える部分の中でも優れた部分と表現できるものに関して使います。

自己PRは「長所のうち、特定の条件において役に立つと言えるもののこと」。

長所の中でも特定の条件においてそれが必要と言える、生かすことができるような面に対して使います。

「長所」の意味

長所とは、特定の人間の特徴と言える部分のうち、一般的なイメージで優れていると言えるものに関して使います。

例えば、力持ちであるといった部分は一般的には長所と言えるので、そういった面などが該当します。

優れている部分さえあれば良くて、それが何かの役に立つか？どうかまでは考慮されないというのが長所の特徴です。

自己PRとは、長所と言えるもののうち、特定の条件において役に立つと言えるもののことです。

例えば、就職活動では自己PRを聞かれますが、これは会社に入ったときに役立つ長所のことを聞いているのであって、勉強をするときに役立つ長所はこの場合の自己PRには該当しません。

つまり、自己PRはそれぞれの条件下において生きる能力などである必要があるのです。

「誰にでも長所はあるものだよ。

その人の個性というものはどこかに必ずあるし、その個性が優れていると言えるケースは普通にあるはずだから。」

「就活において自己PRを考えるのって本当に大変だよな。

長所は思いつくけど、会社の仕事をするときに役立つ能力じゃないといけないわけだから、かなり絞ったものにしないといけないわけだよ。」

長所というのはその人に備わった特別の優れた部分のことで、これはそれ以外に細かい条件は特に必要ありません。

しかし、自己PRというのはその長所の中でも特定のケースに関して役立つものなので、かなり限定的な言葉です。

長所が複数あっても、特定のケースにおける自己PRが1つも浮かばないということもありえるわけですから。