言語道断は「言葉で表すことができないほどにひどいこと」。
もってのほか、論外といった意味がある言葉です。
問答無用は「これ以上話し合っても無駄であること」。
お互いに、一方が相手に対して何かしら悪い感情を抱いている際に使われやすく、話し合い自体が無意味である、時間の無駄であると言えるケースで使う言葉と言えるでしょう。
「言語道断」の意味
言語道断とは、言葉で表すことができないほどにひどいことです。
とにかく相手の言動などを即座に否定するときに使われやすい言葉と言えます。
理由は様々ですが、相手の言動などに関してかなりの嫌悪感を抱いた際に使う言葉と言えるでしょう。
いろいろなケースで使われる可能性があるため、頭に入れておくと良いと評価できます。
「問答無用」の意味
問答無用とは、これ以上議論をしても無駄であると感じられる際に、その話し合いを終わらせるようなときに使います。
問答無用を使うケースにおいては、相手の言っていることや態度がひどいと、これでは話し合う意味がないと感じているケースで使われる可能性が高いので、少なからず相手に対して嫌悪感を抱いている状況と評価できます。
「言語道断」と「問答無用」の用法や用例
「この事件の犯人の非道さは言語道断である。
ここまでひどい状況というのは見たことがない。
さすがに極刑に処すべきではないだろうか。」
「これ以上議論していても無駄だ。
問答無用だ。
お前はまともにこっちの話を聞こうとしていない。
だから、この話し合いからは何も生まれない。
ここまでひどい状況は経験したことがないからな。」
言語道断と言語道断はひどい状況を揶揄する言葉
言語道断と問答無用に関しては、何らかのひどい状況を揶揄する言葉です。
しかし、それを使うシーンに違いがあると言えます。
言語道断はいろいろなシーンで使えますが、問答無用は主に話し合いなどをしているときに使います。
その話し合い自体が無駄であると判断する際に使うので、シーンが限られるという意味では、問答無用の方が使用頻度は低いと言えます。