多年草は「茎や葉が枯れずに毎年花が咲く植物のこと」。
「菊」と言い換えると分かりやすい。
宿根草は「茎や葉が枯れても根が残り毎年花が咲く植物のこと」。
「チューリップ」と言い換えると分かりやすい。
多年草は菊に代表されるように枯れずに毎年花を付けるものです。
球根を作る宿根草も多年草ですが、地上にあるものは枯れてしまいます。
「多年草」は「一年草」「二年草」との比較で言う言葉
「多年草」は一年・二年で枯れて無くなる「一年草・二年草」とは違い、長い年月花を咲かせるものです。
菊のように地上に茎や葉が残るタイプと、チューリップのように地上の草は枯れてしまい無くなるのですが球根を残すタイプとがあります。
後者を「宿根草」と呼び、従って「宿根草」も「多年草」に含まれます。
球根により越年をするのです。
「宿根草」は球根を付ける草
「宿根草」は「宿根」つまり球根を付ける草の総称です。
チューリップ・ヒヤシンスなどは学校で栽培した経験があるでしょう。
球根はそのままにして置くと高温や多湿で腐ってしまう恐れがありますから、基本的には花が終わったら掘り出して保管するのが良いとされています。
翌年の貝かを目指して適当な時期に植えなおすことをします。
「多年草」も「宿根草」も「一年草」等と組み合わせると良い。
「多年草」は枯れずに同じ場所で毎年花を付けるため、何年もすると飽きてしまうことがあります。
そのため、「多年草」の周りには「一年草」や「二年草」を一緒に植え付けておくとバラエティに富んだ花壇になるのです。
「宿根草」の球根は毎年保存できますので、好きな場所に植え替えることが可能なのでその心配はありません。
「多年草」「宿根草」の例。
「多年草」は代表例として「菊・桔梗・サクラソウ・ガーベラ・蘭」などがありますが種類は数百種類あります。
「宿根草」も多年草ですが、球根を付けて越年する草は「チューリップ・ヒヤシンス・シクラメン・ユリ」などお馴染みの草が多くあります。
「多年草」は株分け・さし穂で増やすことが出来、「宿根草」は球根が増えますので増やすことが出来るのです。