「隔絶は「ものとものの間に隔たりが存在すること」。

特定のものとものの間に何らかの隔たりが存在し、それが原因で問題が発生しているようなシーンで使われます。

断絶は「ものともののつながりが完全に途切れていること」。

本来つながっているものが途切れているので、こちらに関しても問題が生じているシーンで使われやすいです。

「隔絶」の意味

隔絶とは、ものとものの間に隔たりが存在している状況のことです。

その隔たりが原因で何かしらの問題が起きているときに使われやすいと言えます。

いろいろなシーンで使うことができる言葉なので、見聞きする状況は数多くあると言えるでしょう。

隔絶の場合には隔たりがある状況ですから、それを取り除けば元の状態に戻りやすくなります。

「断絶」の意味

断絶とは、ものとものの関係が完全に途切れた状態のことです。

本来存在していたつながりが途切れてしまったので、関係自体がなくなってしまったと言えます。

そして、断絶の状態になると、そこから修復をしたり、元に戻すのは非常に困難と言えます。

絶対に無理とは言えないものの、かなり厳しいと言える状況になっているわけです。

「隔絶」と「断絶」の用法や用例

「私と親の関係に関しては隔絶状態にある。

何かしらの隔たりがあって、最近は関係がぎくしゃくしている状態だ。

この先もずっとこんな感じなのかな。」

「あの国とあの国は完全に国交が断絶している。

以前はそうでもなかったようだけど、現在は関係が絶たれてしまって、この状況を修復させることはほぼ不可能だと思うんだよね。」

隔絶と断絶はともに問題が生じている状況

隔絶と断絶は、特定のものとものの間に何かが存在し、それ自体が問題になっている状況です。

ただ、断絶に関しては間に存在しているものが、つながりを断ち切ってしまっているので、問題はより深刻と言えます。

つまり、隔絶と断絶の違いは問題の程度と言えるでしょう。

同じような意味合いの言葉なので、区別をしていくことが大切と言えるはずです。

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