厳選は「厳しい基準を作り、その基準に沿って選ぶこと」。
基準が厳しい以上、その基準を突破して選ばれる対象は非常に少なくなることが多いです。
選りすぐりは「良いものの中から、さらに良いものを選ぶこと」。
すでに選別されたものの中で、さらに優れたものを選ぶようなときに選りすぐりという言葉を使います。
厳選よりもさらに厳選している状況です。
「厳選」の意味
厳選とは、厳しい基準を作って、その基準通りに選ぶことです。
いろいろな機会で使うことができますけど、基準自体がかなり厳しい状況じゃないといけませんし、結果的に選ばれる対象の数が相当少ない状況も必要です。
厳選に関しては使える機会はそれなりにあるものの、実際にそういった状況に遭遇するケースはかなり限られるでしょう。
「選りすぐり」の意味
選りすぐりとは、良いものの中らさらに優れたものを選ぶことです。
すでに選別がされている状況で、その中でもさらに良いものを選ぶ際に選りすぐりという言葉が使われます。
したがって、最終的に選ばれた対象の数は少ないはずですし、厳選と同じような状況になるはずです。
厳選よりもさらに厳選されたような状況が選りすぐりと言えるわけです。
「厳選」と「選りすぐり」の用法や用例
「今年の就活はどこも厳選採用な気がするな。
世の中が不景気だから、採用数も抑えられているみたいだし、それだけ内定を取るのは難しいということなのだろう。」
「今回用意したワインは世界中の選りすぐりの逸品だ。
したがって、この中のどれを飲んでも満足できる味になっていると思うよ。
私はワインにはちょっとうるさくてね。」
厳選よりも選りすぐりの方が厳しく選んでいる
厳選と選りすぐりは言葉としてはかなり似ています。
どちらも何かを選ぶ際にかなり厳しい目で対象を見極めているわけですから。
しかし、厳選と選りすぐりの場合には、どちらかと言えば選りすぐりの方がより厳しく選んでいると言えるでしょう。
つまり、この2つは程度の差という点が重要であり、そういった部分で区別をしていくと良いのです。