訪問は「自分が誰かの家などに行くこと、訪ねること」。
あくまでも自分が特定の場所に向かうという状況を指しています。
来訪は「誰かが自分の家などに来ること」。
あくまでも相手が自分のところに来るという意味合いになるのです。
自分が動くわけではなく、相手が動いている、来てもらうという点に注意をした方が良いと言えます。
「訪問」の意味
訪問とは、自分が誰かの家などを訪ねることを意味しています。
家とは限らず、会社などのケースもありえますが、とにかく自分から動いて、特定の場所に行くようなときに使います。
自分から向かうというのがポイントで、相手がいる場合には、その相手はその場所で待っていると言えるため、こういった部分が訪問という言葉のポイントです。
「来訪」の意味
来訪とは、誰かが自分の家にやってくることを意味しています。
自宅など、自分がいる特定の場所に誰かが足を運んできてくれる状況です。
自分が向かうのではなく、相手の方からやってきてくれるという部分がポイントと言えるため、ここは来訪という言葉において覚えておくべき箇所です。
自分から向かう必要がないので、手間の面では明らかに楽と言えます。
「訪問」と「来訪」の用法や用例
「この前営業のためにある会社を訪問したんだが、そのときにエレベーターが故障していて、階段で上がることになってしまったから、かなり疲れたね。」
「この前上司が私の家に来訪することになったんだが、突然の出来事だからすごい焦ったよ。
自宅と言えども上司がそばにいると全くリラックスできないし、精神的に疲れてしまった。」
訪問と来訪の違いは明確
訪問と来訪に関しては、どこかを、誰かを訪ねることという部分では共通しています。
しかし、問題は誰が訪ねるか?という点になります。
訪問は自分が訪ねることであり、来訪は相手が訪ねることという意味になります。
だから、そういった部分で訪問と来訪には明らかな違いがあると言え、実際に区別をすることは難しくないはずです。