ベネフィットは英語の「benefit」のことです。

「benefit」は「善行する」を意味するラテン語の「benefactum」を語源としています。

主にマーケティング用語として使われますが、広くビジネスシーンで使うことも増えてきました。

ベネフィットは多くの場合で「利益、恩恵」という意味で使用されますが、ビジネスシーンにおいてはもう少し深い意味合いを持つ場合もあります。

「ベネフィット」の意味

英語の「benefit」を直訳すると、「利益になること」、「恩恵」という意味です。

響きだけだと金銭面でのプラスをイメージしやすいかと思いますが、ベネフィットは必ずしも有形のものだけを指すわけではありません。

ビジネスシーンで使われる場合、「そのサービスや商品を使うことによって得られるもの」という意味になります。

つまり、サービスや商品を使って得た満足感や充足感もベネフィットとなりえます。

「ベネフィット」の英語

英語の「benefit」は他にも様々な意味を持ちます。

「金銭的な利益」という意味も持ち、「費用効果分析」のことを「cost-benefit analysis」と呼びます。

「社会的な援助」という意味も持ち、「医療給付」のことを「medical benefit」と呼びます。

「慈善興行」という意味も持ち、「慈善コンサート」のことを「benefit concert」と呼ぶこともあります。

なお、複数形は「benefits」です。

「ベネフィット」の例文、名言

「ベネフィット」の使い方を、例文と一緒にご紹介します。

「新車購入のベネフィットとして、遠出ができるようになる点が挙げられる。」

「顧客の心情をよく理解して、ベネフィットを掲げる。」

「今回の慈善コンサートは貧しい人々のベネフィットへ繋がる。」

また、「ベネフィット」が含まれる有名な言葉をご紹介します。

まずはカトリック教会の聖人、マザー・テレサの名言です。

・「人生とは機会です。

その恩恵を受けなさい」
Life is an opportunity, benefit from it.

以下はアメリカの政治家でもあり発明家、著述家でもあるベンジャミン・フランクリンの信条です。

・「自他に益なきことを語るなかれ。

駄弁を弄するなかれ。」

Speak not but what may benefit others or yourself; avoid trifling conversation.
・「他人の利益を傷つけ、あるいは与うべきを与えずして人に損害を及ぼすべからず。」

Wrong none by doing injuries, or omitting the benefits that are your duty.

「ベネフィット」のまとめ

ベネフィットとは、単純に英語の「benefit」を直訳した「利益、恩恵」を指すだけでなく、
ビジネスシーンにおいては「そのサービスや商品を通して得ることができる価値」をも意味します。

サービスや商品そのものの価値ではなく、それらによってもたらされる金銭的、心理的、機能的な恩恵も含まれます。

ビジネスシーン、特にマーケティング業界等ではよく使われる言葉なので、覚えておくと便利です。

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