水火も辞さないは「水に溺れたり、火に焼かれたりする苦痛を何とも思わず、努力をしていくこと」。
そういう意味の言葉なので、なかなか使いづらい面があるでしょう。
身を粉にするは「労力を惜しまないで、物事に当たっていくこと」。
仕事をするようなシーンで使用することが多くなっており、そこは頭に入れておくべきと言えるでしょう。
「水火も辞さない」の意味
水火も辞さないとは、水に溺れたり、火に焼かれたりする苦痛を何とも思わず、努力をしていくことです。
こういう状況というのは、そうはないでしょう。
したがって、滅多に使うことはできない言い方です。
また、知名度もあまり高くないですし、知っている人は限定的であると言えるでしょう。
馴染みを感じづらい状況なのです。
「身を粉にする」の意味
身を粉にするとは、労力を惜しまないで、物事に当たっていくことです。
意味としては水火も辞さないに近くなっているものの、こちらはよりマイルドな意味となっています。
だから、より日常的に使いやすい意味となっているのです。
また、知名度的にはこっちの方が高く、それだけ有名な状況です。
普段の生活の中で見聞きしやすいです。
「水火も辞さない」と「身を粉にする」の用法や用例
「ときには水火も辞さないという気持ちで、物事に当たっていくようなケースがあるだろう。
そういう瞬間はなかなか見られないとは思われるものの、一応あると言えるはずだ。」
「身を粉にして頑張れば、普段とは比べ物にならないほどの成果を残すことができる場合もある。
しかし、そこまでやる気を出すことがまず難しいと言えるんだよ。」
水火も辞さないと身を粉にするは意味は近くなっている
水火も辞さないと身を粉にするについては、意味としては近い部分はあります。
しかし、両者は雰囲気の部分で違いがあると言えます。
どちらかと言えば、身を粉にするは日常的に使いやすい言い方となっているものの、水火も辞さないはかなり珍しいケースで使っていく言い方なので、それだけ使用頻度は低いという言い方ができるのです。