素・スは「素の呉音のこと」。
「素顔」と言い換えると分かりやすい。
素・ソは「素の漢音のこと」。
「元素」と言い換えると分かりやすい。
「素」と言う漢字はやはり漢音「ソ」の方が圧倒的に多い漢字になります。
「素」の語源は「採れたての生糸、飾り気のない白い絹糸」などの意味があるとされ、「素肌、素足、素顔、素朴」などの言葉になっています。
「素・ス」は呉音の発音のこと
「素・ス」は呉音の発音のことで、使用例は「素顔も綺麗、素手でつかむ、素足で歩く、素肌が荒れる、素性が知れない、素直になれない、素敵な女性、素焼きの器、これは素晴らしい、不都合なことを素っ破抜く、素っ頓狂な声を上げる、素っ裸になる、素っ惚ける、素っ飛ばされる」などがあります。
「素っ」は強調する言葉です。
「素・ソ」は漢音の発音のこと
「素・ソ」は漢音の発音のことで、多くの言葉に使われています。
使用例は「質素な生活、素朴な性格、元素記号、要素がいろいろ、平素はお世話になります、日ごろの素行が悪い、事故原因は酸素不足、乾電池の炭素棒、原子炉建屋の水素爆発、窒素充填、色素、テレビの画素、簡素な生活、最小素子、素粒子研究、素材」などがあります。
「素」の訓読み、特殊読み
「素」の訓読みは「もと、しろ」です。
使用例は「素(もと)より承知」「味の素」などがあります。
「もと」と言う意味で「画素、素子、素粒子、素材、色素、元素」などがあります。
特殊な使い方は「新婚を素見(ひやか)す」「素地(きじ)」「素人(しろうと)演芸会」「素面(しらふ)で絡む」「素馨(じゃすみん)の香り」などがあります。
「素・ス」と「素・ソ」とは
「素・ス」は呉音の発音のことです。
使用例は「素顔、素手、素足、素肌、素性、素直、素敵、素焼、素晴らしい、素っ破抜く、素っ頓狂、素っ裸、素っ惚ける、素っ飛ばす」などがあります。
「素・ソ」は漢音の発音のことです。
使用例は「質素、素朴、元素、要素、平素、素行、酸素、炭素、水素、窒素、色素、画素、簡素、素子、素粒子、素材」などがあります。