決め手は「決断する決定打となること」。
「」と言い換えると分かりやすい。
秘訣は「物事をうまく行う方法のこと」。
「良策」と言い換えると分かりやすい。
「決め手」は、人が欲しがるものの一つと言えます。
事業でもかけ事でも、儲かる決め手があるものなら知りたいと思うのが人情です。
「秘訣」は人が苦労して体得したもので、人には教えたくないものになります。
「決め手」は決定打のこと
「決め手」は物事や事態の解決や打開に役に立ったことを言います。
後から考えると解決の糸口、根拠ともいえるものです。
犯罪を立証するにあたり、「決め手」とされるのは動かせない確たる証拠となります。
格闘技での「決め手」は投げ技や打突などになります。
将棋や囲碁などでは「決め手」となるものは作戦や好手と言われる手のことです。
「秘訣」はノウハウ
「秘訣」は人が長い年月で得た「良策、秘策」と言えるノウハウのことです。
ですから、簡単には人に明かすことはしません。
その人独特のノウハウで物事を失敗なくやり通すことですから、秘密にしたくなる訳です。
「訣」には「秘密の奥義」と言う意味があります。
良く、「長生きの秘訣は何ですか」などとインタビューしていますが、その人の秘訣はその人独自のものなので、他の人には当てはまることは期待できません。
「決め手」や「秘訣」などは始めからは分からないもの
「決め手」は後から考えて分かるものになります。
最初から「決め手」が分かっていてもその通りになるかは分からないものです。
「秘訣」も失敗や苦労をして初めて手にできるものになりますから、初めから「秘訣はこうだ」と言われてもうまくいかないものです。
参考にはなりますが、「決め手」が「決め手」となることは少ないのかも知れません。
「決め手」と「秘策」とは
「決め手」は問題の解決や事態の打開に役に立った妙案や妥協案などを言います。
勝負事においては、技であったり好手であったりします。
犯罪立件では確たる証拠となります。
「秘訣」は人が長い間苦労や失敗を経て得たノウハウと言うものです。
「決め手」も「秘訣」も人には簡単に教えることはしないものです。
また、最初から言われても、その通りにはならないものです。