ジュピターは「ローマ神話の主神のこと。」
「ユピテル」と言い換えると分かりやすい。
ゼウスは「ギリシャ神話の主神のこと」。
「全知全能の神」と言い換えると分かりやすい。
ローマ神話では神のリーダーとして「ジュピターまたはユピテル」がいて、ギリシャ神話では「ゼウス」がいます。
主神であり、全知全能の神と言われる存在です。
「ジュピター」は「ユピテル」の英語読みのこと
「ジュピター」は「ユピテル」の英語読みです。
「ユピテル」は「Jupiter」と綴る言葉ですから「ジュピター」と読んでしまいます。
「ジュピターことユピテル」はローマの守護神としてローマ人に崇拝されていました。
惑星の「木星」が「ジュピター」です。
音楽関係ではホルストの組曲「惑星」の「木星」に使われています。
モーツアルトの最後の交響曲第41番も「ジュピター」です。
「天極と地獄」にも使われています。
「ゼウス」はギリシャ神話の主神のこと
「ゼウス」はローマ神話の「ジュピター、ユピテル」に呼応する神です。
やはり主神、最高神とされています。
「ゼウス」と言う言葉は元来「空」を意味するのでギリシャ神話では空と光明、雷、気象を司る神でもあります。
オリンポス12神の最高峰とされます。
「ゼウス」と言う言葉は「ジュピター」ほど馴染みがなく、他の方面には余り使われません。
「オリンピック」と「ゼウス」の関係
古代ギリシャでは「古代オリンピック」が開催されていましたが、これは「ゼウス」を讃える祭りであったのです。
オリュンピアと言う都市でオリンピックは開催され、オリュンピアには「ゼウス神殿」や巨大な「ゼウス像」もありました。
後年になりアテネにも「オリュンピア=ゼウス神殿」が建てられています。
近代オリンピックもオリュンピア発祥であることから「オリンピック、オリンピアード」などと言われるのです。
「ジュピター」と「ゼウス」とは
「ジュピター」はローマ神話の主神のことで、「ユピテル」の英語読みのことです。
惑星の「木星」の名前に使われ、組曲惑星の中の「木星・ジュピター」としても使われています。
モーツアルトの交響曲第41番も「ジュピター」です。
「ゼウス」はギリシャ神話の主神で、ローマ神話の「ユピテル」に相当する全知全能の最高神です。
ちなみに古代オリンピックは「ゼウス」礼賛のために行われたと言われています。