おみそれするは「相手の能力や相手の正体に気付くこと」。
相手の能力が思っていた以上に高かった、相手が誰なのかを知ったなどのシーンで使っていく言葉になります。
恐れ入るは「相手の実力に圧倒されること、恐縮すること」。
こういった意味なので、おみそれするに近い意味を持っています。
恐れ入るの方がよく使われる表現と言えるでしょう。
「おみそれする」の意味
おみそれするとは、相手の能力や相手の正体に気付くことです。
相手が非常に高い能力を持っていること、相手が意外な人物であったことなどに気付いたときに使っていくことが多いです。
だから、少なからず驚きの感情を覚えたときに使用する傾向にあるでしょう。
おみそれするに関しては表現自体は知っている人も多いでしょうけど、使ったことがある人は少ないでしょう。
「恐れ入る」の意味
恐れ入るとは、相手の実力に圧倒されること、恐縮することです。
こういった意味で使用する言葉ですけど、恐れ入るはかなり有名な表現なので、多くが知っていると言えます。
実際に使ったことがある人はそこまで多くないかもしれないですが、見聞きした経験はかなり多くの人たちにあるはずです。
それくらいに知名度が高い言葉と言えます。
「おみそれする」と「恐れ入る」の用法や用例
「まさかこんな能力を持っているとは、完全におみそれしました。
あなたは想像以上に優れた能力の持ち主で、今まで全く気付かなかった点は申し訳なかったです。」
「あの人は予想以上の力持ちだ。
こんな重いものまで持つことができるなんて思わなかった。
こういう部分があるとは、完全に恐れ入ったよ。
本当にすごい人だったんだね。」
おみそれすると恐れ入るはほぼ同じ意味
おみそれすると恐れ入るについては意味はあまり変わりません。
どちらも特定の人に対して、能力のすごさなどに感心する、圧倒されるといった意味で使います。
したがって、それぞれの意味はほぼ同じと評価できるでしょう。
でも、おみそれするに関しては、正体に気付くという意味もありますから、そこは知っておいた方がいいです。