ひと時は「一定の短い時間のこと」。
こういった意味ですけど、具体的にどのくらいの時間を指すのかについては、明確な定義は存在しないと言えるでしょう。
寸時は「わずかな時間であること」。
意味としてはひと時に似ています。
こちらも具体的にどのくらいの時間を指すのかという定義は存在しないと言えると思われる状況です。
「ひと時」の意味
ひと時とは、一定の短い時間のことです。
とにかく短い時間を示す言葉ではあるものの、具体的にどれくらいかというのは決まっていません。
したがって、実際に使用する人の判断で決めて構わないと言えるでしょう。
そういう意味では、ひと時と言えるかの基準はかなり主観的になってしまうので、そこは注意点として頭に入れておいてほしいです。
「寸時」の意味
寸時とは、わずかな時間であることです。
意味としてはひと時とほぼ変わりません。
こちらも具体的な定義がないので、どのくらいの時間を示しているのかは不明です。
でも、寸時という言い方はあまり使用されないと評価できます。
ひと時と比べると知名度が低いと思われるので、そこに関しては違いになると言えるのではないかと思われます。
「ひと時」と「寸時」の用法や用例
「旅行をしている間は非常に楽しいし、仕事のことを忘れてとても落ち着くことができる。
でも、こういったひと時はあっという間に過ぎ去ってしまうんだよな。」
「雨が降ってきたと思ったら、すぐに止んでしまった。
実際に降っていたのは寸時だが、結構強い雨だったから、傘がすごい濡れてしまったよ。
乾くまでには時間がかかるだろうな。」
ひと時と寸時は同じような意味
ひと時と寸時に関しては意味はほぼ同じです。
どちらもわずかな時間という意味で使っていきます。
ただ、具体的にどのくらいの時間を指しているのかという点は明確ではないので、結構アバウトな言葉であると言えます。
一般的にはひと時の方が有名な言い方になるので、寸時という表現についてはあまり使われないと評価できるはずです。