捨は「捨てること、寄付すること」。
「喜捨」と言い換えると分かりやすい。
拾は「拾うこと、十のこと」。
「収拾」と言い換えると分かりやすい。
「捨」と「拾」は対で使われることが良くあります。
字も似通っています。
「手偏」が付き語源は「手放す」「手でかき集める」など「手」に関係しています。
「取捨選択」と使います。
「捨」は「捨てる」意味
「捨」は「物を放り出す、捨てる、寄付をすること」という意味になります。
「手偏」に音符「舎・シャ」が付いた言葉で、「手で放り出す」と言う意味になります。
「捨て身の覚悟」「捨て金と思え」「捨石となれ」「神仏に寄進をすることを喜捨という」「捨て台詞を言って立ち去る」「捨てる神あれば、拾う神あり」などと使います。
「拾」は「拾うこと」の意味
「拾」は、語源は「手偏」に音符「合・シュウ」からなる字で、「手で拾い集める」という意味になります。
「拾得物の管理」「昔、拾円札があった」「鎌倉時代の宇治拾遺物語は作者不詳」「トラックから散乱した荷物を収拾した」「拾い主に謝礼をした」「戦後のモク拾い」「拾いもの」「捨てる神あれば拾う神あり」などと使います。
「二者択一」と「取捨選択(取捨は拾と捨の意)」の違い
「二者択一」は「二つの物からどちらかを選ぶこと」、「取捨選択」は「多くのものからいくつかを選ぶこと」と言う意味になり、二つの言葉は明確な違いがあります。
選ぶ行為の厳しさからは「二者択一」となります。
人生の岐路に立った時どちらかの道を選ばなければならないなどが考えられます。
「取捨選択」は、例えば製品の不良品を取り出す作業などがあります。
「取捨は拾と捨の意」。
「捨「と「拾」とは
「捨」は「捨てること、寄付をすること」、語源は「手から放り出すこと」、また、「拾」は「拾うこと」、語源は「手でかき集めること」と言う意味になります。
「捨」には「捨石・捨て金・喜捨・捨て身・捨て台詞」などの言葉があります。
「拾」は「収拾・拾得・拾円・拾遺」などがあり、共通したことわざに「捨てる神あれば、拾う神あり」があります。
熟語では「取捨選択(取捨は拾と捨の意)」があります。