令息は「他人の息子を敬う意味のこと」。
自分ではない、他人の息子を呼ぶときに丁寧な言葉として表現する際に使います。
他人の子供に対する敬語表現と言えるでしょう。
愚息は「自分の息子を遜って言う意味のこと」。
つまり、謙遜する表現になります。
自分の息子をあえて低く評価するような言い方で、これはかなり有名な言葉です。
「令息」の意味
令息とは、他人の息子を敬う意味のことです。
自分ではない、他人の息子を呼ぶときに敬意を持って表現する際に使います。
令息を使用する場面はそこそこありそうと言えるはずですが、実際に使われる機会はあまり多くありません。
他にも同様の意味を持つ言葉があるので、令息が使われるとは限らないのです。
実際、この言葉を日常で聞く機会はほぼないでしょう。
「愚息」の意味
愚息とは、自分の息子を遜って言う意味のことです。
愚息は自分の子供に対して使っていくので、その点において令息とは違っています。
だから、区別をすること自体はかなり簡単でしょう。
そして、令息と比べると、愚息の方が明らかに有名であり、その点においても違いがあると言えます。
愚息の方が実際に使われやすいはずです。
「令息」と「愚息」の用法や用例
「あの家庭の令息は非常に真面目に勉強をしているみたい。
こういう態度が見られると、将来は有名大学に進学するんじゃないかという期待がどうしても生まれてしまうよね。」
「うちの愚息は勉強を全くやらずに、常にゲームをしている。
子供だからしょうがないとは思うものの、もう少し勉強に興味を持ってもいいのではないかと思うんだよ。」
令息と愚息は使用する場面が違う
令息は他人の息子を敬って表現するシーンで、愚息は自分の息子を遜って表現するシーンでそれぞれ使っていきます。
したがって、両者に関しては使用する場面が異なっており、そこに関して区別をすることができるでしょう。
愚息はそれなりに有名ですが、令息はそんなに知られていない表現なので、そういった部分は知っておくといいです。
