恐慌は「資本主義経済における混乱のこと、恐れ慌てること」。
一般的には前者の意味で使われる言葉になります。
ただ、後者の意味も存在しているので、そこは覚えておきましょう。
パニックは「個人または集団において、突発的な不安や恐怖による混乱した状態のこと」。
混乱している状態というのは恐慌に近いです。
でも、恐慌は社会に対して使いますけど、パニックは個人に対しても使います。
「恐慌」の意味
恐慌とは、資本主義経済における混乱のこと、恐れ慌てることです。
一般的には経済における混乱状況という意味であり、特定の国で起きることが多いです。
しかし、過去には世界的に起きたこともあると言えます。
歴史の勉強をしていれば、恐慌という言葉は目にするはずなので、多くが知っている言葉であると評価できるでしょう。
「パニック」の意味
パニックとは、個人または集団において、突発的な不安や恐怖による混乱した状態のことです。
恐慌においては、恐れ慌てることという意味がありますが、こういった意味をパニックもも持っています。
ただ、パニックに関しては集団のみならず、個人に対しても使うことができるという特徴があります。
そこに関しては知っておく必要があるでしょう。
「恐慌」と「パニック」の用法や用例
「過去には世界で非常に大きな恐慌が起きたことがある。
そのときには世界中が混乱したに違いない。
そういう部分に関して、今の私たちは教科書などで知るのみであり、当時の状況を如実に知ることはできないが。」
「世の中では多くの人たちがパニックを起こすことがある。
原因はその都度異なっているが、無意識のうちに混乱して、冷静な対応ができなくなる状況は現実的にありえるんだ。」
恐慌とパニックは同じ意味で使える言葉
恐慌とパニックはともに恐怖を感じたり、混乱したりする状況を表しています。
したがって、両者は全く同じ意味ではありませんが、同じような意味を持っていると解釈できるのです。
でも、パニックはたまに見聞きしますけど、恐慌はあまり使われません。
恐慌については社会全体が混乱するようなケースで使われるため、使用場面は限られるのです。