総すかんは「周囲の人たちに嫌われること、そのうえで孤立すること」。
周囲に嫌われる言動をしたときに使われる言葉と言えます。
周囲に嫌われるという点がポイントであり、間違ったことをしたかどうかは関係ありません。
鼻つまみは「はなはだしく人から嫌われること」。
孤立するという意味はありませんが、こちらも最終的には孤立する可能性が考えられるでしょう。
「総すかん」の意味
総すかんとは、周囲の人たちに嫌われること、そのうえで孤立することです。
何らかの言動をきっかけにして、周囲の大勢の人たちに嫌われてしまうような状況で使います。
その結果として、味方をしてくれる人が全然いない、孤立してしまうような状況が特徴と言えるでしょう。
このような光景はたまに見られますし、総すかんという表現もたまに聞かれるでしょう。
「鼻つまみ」の意味
鼻つまみとは、はなはだしく人から嫌われることです。
嫌われるという状況は総すかんと同じですが、孤立するという意味はありません。
したがって、ここは総すかんとの大きな違いと評価できると思われます。
でも、周囲から嫌われれば、その結果として孤立することはよくあるので、こちらに関しても孤立するという状況になる可能性はあります。
「総すかん」と「鼻つまみ」の用法や用例
「みんなの前で醜態をさらしたことがあるが、それ以降総すかんの状況になった。
周りの人たちからすれば、もうかかわりたくないと思ったに違いないと思うんだよね。」
「基本的にみんなの和を乱すような行動をとると、それ以降は鼻つまみの状況になりがちだ。
人間関係というのは、思った以上に脆いものなのかもしれないね。」
総すかんと鼻つまみは同じような意味
総すかんと鼻つまみについては、どちらも周囲の人たちに嫌われるという意味になります。
総すかんの場合には、そのうえで孤立するという意味もあるのです。
だから、そこは一応の違いになるものの、鼻つまみも結局は孤立する可能性があるので、意外とあまり変わらない状況と評価できると思われます。
そういう部分を覚えておきましょう。