計算ずくは「物事の利害関係をあれこれ考えて、自分に有利な言動をすること」。
何をすべきか、何をするのが合理的かをすでに把握したうえで行動するときに使います。
勘定ずくは「損得の計算だけを考えて行動すること」。
計算ずくとほぼ同じ意味と言えます。
自分にとって合理的な行動のみを選択するという意味なので、日常生活でも普通に使えます。
「計算ずく」の意味
計算ずくとは、物事の利害関係をあれこれ考えて、自分に有利な言動をすることです。
損得をあらかじめ考慮したうえで、行動を決定するような人に対して使っていく言葉になりますから、割と意味は理解しやすいでしょうし、現実で実感しやすい言葉になります。
それに計算ずくという表現は割と有名なので、知らない人はほぼいないでしょう。
「勘定ずく」の意味
勘定ずくとは、損得の計算だけを考えて行動することです。
自分の行動の目的において、損得を計算するという意味で使っていく言葉になります。
できるだけ合理的に動くという部分において、計算ずくと同じような意味と評価できます。
しかし、計算ずくと比べるとややマイナーな言い方になってしまうので、そこはポイントと評価できます。
「計算ずく」と「勘定ずく」の用法や用例
「あいつはこうなることを予想していたんだろう。
つまり、先のことまでちゃんと計算ずくだったわけだ。
ある意味先を見通す力に長けている、優れた人材になるだろう。」
「あいつは抜け目がないというか、本当に勘定ずくなところがあると言える。
自分の損得には非常に敏感だから、そこに関しては合理的に振る舞うことになるんだよ。」
計算ずくと勘定ずくは似た意味の言葉
計算ずくと勘定ずくに関しては割と似た意味となっています。
どちらも自分にとって得である、合理的であると言えるような行動をとることをあらかじめ頭で考えている、計画しているというシーンで使っていきます。
したがって、両者の意味はほぼ同じと言えるのです。
でも、知名度で言えば計算ずくの方が高いので、そこは知っておきましょう。