B型肝炎は「B型肝炎ウィルスに感染して発症する肝炎のこと」。
「慢性肝炎」と言い換えると分かりやすい。
C型肝炎は「C型肝炎ウィルスに感染して発症する肝炎のこと」。
「肝硬変」と言い換えると分かりやすい。
肝炎ウィルスにはA~E型までの5種類が知られています。
A,E型は傾向感染ですが、B,D,E型は血液や体液から感染します。
B型が社会問題になったのはかつて行われた予防接種の注射器の使いまわしが原因でした。
「B型肝炎」は肝炎の一つ
「B型肝炎」は血液や体液から感染する病気で、出生時には母から感染するもの、性行為からうつるもの、注射器の使いまわしなどから感染したものなどがあります。
多くは回復しますが、キャリアとなることがあります。
慢性化した場合は、肝硬変や肝臓ガンのリスクがあります。
また、給付金支給や訴訟も行われているのが現状です。
「C型肝炎」も給付金
「C型肝炎」も血液などから感染します。
自覚症状も少なく、慢性化する場合は厄介な病気になります。
慢性肝炎の70%がC 型と言われています。
輸血などで感染した場合には給付金が国から支給されています。
慢性化すると肝硬変やガンのリスクがあるのは他の肝炎と同じです。
一般的に肝臓は沈黙の臓器と言われ自覚症状が出にくい病気になります。
「B型肝炎」と「C型肝炎」はウィルスが異なるが症状は同じ
「B型肝炎」と「C型肝炎」はウィルスの違いはありますが、症状などは変わりません。
国内感染者は「B型肝炎」で110万人以上 「C型肝炎」で190万人以上と言われています。
毎年3万人が肝臓ガンで死亡しています。
慢性キャリアは自覚がなく、放置すれば肝硬変や肝臓ガンが進行してしまいます。
そのため、キャリアは一生検査を続ける必要があります。
「B型肝炎」と「C型肝炎」とは
「B型肝炎」と「C型肝炎」はウィルスの違いはありますが、基本的な症状は変わりません。
また、そのほかのA,D,E型肝炎は患者も少なく余り問題になりませんが、「B 型肝炎」はツベルクリンの予防接種の注射器の使いまわしが原因で集団発生してしまい、国が補償金を支払う事態になっています。
「C型肝炎」も輸血が原因の場合は補償の対象とされます。