すごさは「すごいこと、常識以上のこと。」
「桁違い」と言い換えると分かりやすい。
すごみは「恐ろしいほどの迫力があること」。
「迫力」と言い換えると分かりやすい。
「すごさ」も「すごみ」も形容詞「すごい」から派生した名詞になります。
「すごさ」は「すごいという程度」を言い、「すごみ」は「すごいという印象」を言います。
「すごさ」はすごいこと
「すごさ」はすごいという状態や程度を言い、「すごいこと」という意味になります。
「台風のすごさは暴風と大雨にあります」「あの人のすごさは並外れた頭脳です」「地震の被害状況のすごさが報道されていた」「思った以上のすごさだった」「いつも一番を取るすごさは桁が違うということ」「すごいと言ってもどれほどのすごさか分からない」などと使います。
「すごみ」は迫力
「すごみ」があるということは並外れたものを感じることです。
「あの人にはすごみが感じられる」「丁寧な言葉だが言うことに何かすごみがある」「名優には演技に体を張っているというすごみがある」「すごみとは並外れたもののこと」「やくざがすごむのはすごみではない」「並外れた記録を出す選手はみなすごみを感じる」などと使います。
「すごさ」と「すごみ」は同じようにも使える言葉
「すごさ」と「すごみ」は内容としては同じようなものですが、「すごさ」が人以外にも使えるのに対し「すごみ」は人にしか使いません。
「台風のすごさ」はあっても「台風のすごみ」とはあまり言いません。
「天才棋士のすごさ」と「すごみを感じる天才棋士」は使います。
共通して使えてもニュアンスは微妙に異なるものです。
「すごさ」と「すごみ」とは
「すごさ」は「程度が非常に良いか非常に悪いかという状態」のことで「尋常ではないこと」「並外れていること」などを意味します。
「すごみ」は「尋常でない能力」「並外れた能力」「迫力」「真剣さ」「気迫」などのことで人に使います。
「天才棋士のすごさは読みの早さと正確さにある」「台風のすごさは体験しないと分からない」などと使います。