苦学力行は「苦労をしながら、学問について極めて努力すること」。
基本的には学問において使っていく言葉です。
苦労をするという点が非常に大きなポイントになります。
蛍雪の功は「苦労しながら勉学に励んでいくこと」。
したがって、苦学力行と同じような意味と解釈できるでしょう。
でも、蛍雪の功の方が有名な言葉だと思われますが。
「苦学力行」の意味
苦学力行とは、苦労をしながら、学問について極めて努力することです。
学問にひたすら打ち込むようなシーンで使っていく言葉ですけど、どうしても苦労が伴うようなケースで使うことが多いです。
学生に対しても使うことは可能でしょうけど、研究者などに対しても使用できる言葉と言えます。
表現としてはそこまで有名とは言えないと思われますが。
「蛍雪の功」の意味
蛍雪の功とは、苦労しながら勉学に励んでいくことです。
意味は苦学力行とあまり変わりません。
苦労はしているものの、勉強に真面目に取り組んでいると言えるようなシーンで使っていくのです。
だから、区別はしづらいと言えるでしょう。
しかし、蛍雪の功の方が知名度が高い状況にあるため、そこは一応の違いと言えるでしょう。
「苦学力行」と「蛍雪の功」の用法や用例
「学問に打ち込むことは非常に楽しい。
苦学力行と言うようにときには大変な思いをすることもあるが、それを乗り越えて自分なりの成果を見出すことができたときには、非常に快感と言えるのだ。」
「勉強は蛍雪の功といった感じで大変だが、努力を継続しているといずれ以前の自分ではありえなかった多くの知識や経験を積むことができる。
そこに関して非常に魅力を感じられるんだ。」
苦学力行と蛍雪の功はほぼ同じ意味
苦学力行と蛍雪の功に関しては、どちらも苦労をしながら勉強をしていくという意味で使われます。
したがって、両者については意味の違いはほぼないと評価できるでしょう。
でも、この2つの言葉に関しては、どちらかと言えば蛍雪の功の方が有名です。
知っている人も多いと思われるので、蛍雪の功に関しては使用頻度が高くなりやすいはずです。