嚥下は「飲料やかみ砕いた食物を飲込むこと」。
「飲む」と言い換えると分かりやすい。
誤飲は「食べ物を飲込む際に誤って食道でなく気管に入れてしまうこと」。
「誤嚥」と言い換えると分かりやすい。
「嚥下」や「誤飲」と言う言葉は「誤嚥性肺炎」で注目されています。
高齢になると咀嚼したものや飲み物を食道に入れる行為が大変になります。
「嚥下」は普通に飲込むこと
「嚥下」の「嚥」は「喉の奥・食道の入り口」と言う意味で、その下に飲み下すことを言います。
普通に食べることや飲む事になります。
医学的には「えんげ」と読みますが、一般的には「えんか」と読むこともあるようです。
普通の「嚥下」はのどにある「咽頭蓋(いんとうがい)」と言う蓋により、食べ物が気管に行かないようになっていて、この蓋は飲み込む時だけ自動的に気管をふさぎます。
「誤飲」は「誤嚥障害」のこと
「誤飲」は「誤嚥障害」と言います。
高齢者が誤って気管に咀嚼したものを入れてしまうことで、「誤嚥性肺炎」を引き起こし、命に関わります。
「咽頭蓋」の機能がうまく働かないために食事の際、むせることが起き易くなります。
咳とともに気管に入ったものが戻れば良いのですが、肺の奥まで入ってしまうと重篤な肺炎となります。
「嚥下」の「誤飲」が「誤嚥」
「嚥下」の時に「誤飲」をすることを「誤嚥」と言います。
高齢者でなくとも若年でも年齢にかかわらず起きる現象ですが、若ければ咳を強くして改善が出来ますが、高齢者は大変なことになります。
十分に排出が出来ないと「誤嚥性肺炎」になりかねません。
防止策として嚥下体操があり、舌や口内の動きをさせて飲食時の補強をします。
「嚥下」と「誤飲」とは
「嚥下」は咀嚼した食べ物を食道に送る運動のことです。
喉には食道と気管の分岐に「喉頭蓋」と言うものがあり、「嚥下」の時には気管が閉まり食道に通じるような役割をしています。
そのため、普通にものを食べることがスムーズに行えるのです。
「誤飲」は「誤嚥」と言い、その働きが弱くなることでむせることや誤って気管に飲み込むことが起きてしまいます。