猛獣は「性質が非常に激しい、肉食の動物のこと」。
基本的には草食動物に対しては使いません。
そして、気性が非常に荒くて、手に負えない可能性があるような存在に対して使うのです。
野獣は「山野にて成長する獣のこと、野蛮なことをする存在のこと」。
どちらの意味でも使われる言葉です。
猛獣と意味が似ているので、区別をするのは難しいかもしれません。
でも、野獣は人に対しても使われます。
「猛獣」の意味
猛獣とは、性質が非常に激しい、肉食の動物のことです。
気性が荒いため、他の動物などを襲うこともよくあると言える存在であり、危険という言い方ができるでしょう。
人間を襲う可能性もあるので、基本的には近づかない方が無難です。
猛獣と呼ばれる存在は人間が暮らす社会にはまずいませんが、世界中のどこかにはいる状況です。
「野獣」の意味
野獣とは、山野にて成長する獣のこと、野蛮なことをする存在のことです。
猛獣ほどに危険な存在とは言えない場合もあるものの、野獣も猛獣と同じような側面は持っています。
また、野獣は人間に対して使うこともできます。
人間の中にも危ないことをする人たちがいますが、そういう存在に対しても野獣という表現は使われるのです。
「猛獣」と「野獣」の用法や用例
「このあたりには猛獣がいるらしい。
したがって、身の危険を感じたらすぐに逃げるんだ。
そうしないと最悪食べられてしまう可能性が考えられるからな。」
「世の中には野獣とも表現すべき人間がいる。
そういった存在は非常に野蛮な性格をしているため、近づくと危険と言えるだろう。
だから、そういう人間かどうかを見極める術が重要なんだ。」
猛獣と野獣は似たような意味の言葉
猛獣と野獣はどちらもそれなりに危険な側面を持った獣に対して使っていく言葉です。
だから、かなり似ている意味の言葉と言えるはずです。
でも、猛獣は基本的に動物に対してのみ使用していきますけど、野獣は人間に対しても使うことができます。
そこは一応の違いになるため、両者を見分けるときのポイントとして覚えておくといいでしょう。