共倒れは「両方またはすべてが立ちゆかなくなり、最終的に倒れてしまうこと」。
複数の存在が、最終的に望ましくな結果をともに迎えるような状況で使っていきます。
この場合、複数の存在は少なからずお互いに関係していると言えるケースが多いです。
道連れは「連れ立って行くこと、自分と同じ運命を他人に強制すること」。
前者の意味よりは後者の意味の方がメジャーです。
自分が望ましくない運命を辿ろうとしているときに、他人にも同じ目に遭わせるという意味があります。
「共倒れ」の意味
共倒れとは、両方またはすべてが立ちゆかなくなり、最終的に倒れてしまうことです。
複数の存在が立ちゆかない状況となり、最終的には望ましくない結果を迎える状況を指しています。
いろいろなシーンで使うことができますが、たいていはビジネスなどの分野で使用されることが多く、複数の人間または会社がともに破滅するなどのシーンで見聞きしやすいです。
「道連れ」の意味
道連れとは、連れ立って行くこと、自分と同じ運命を他人に強制することです。
前者の意味ではあまり使われません。
後者の意味で使用されることが特に多く、自分と同じ運命を他人に味合わせるという意味で使います。
この場合の運命というのは、基本的には望ましくないものと言える内容であり、強制されたくないと誰もが思うものと言えます。
「共倒れ」と「道連れ」の用法や用例
「この状況を打開しないと、俺もお前も共倒れだ。
このままだと職を失ってしまう。
さすがに2人で会社を立ち上げるなんてこと自体が無謀だったのかもしれないけどな。」
「自暴自棄になった人間は、たまに他人を道連れにして自ら死を選ぶことがある。
道連れにさせられた側にとってはたまったものではないが、そういう光景は現実的にあるんだ。」
共倒れと道連れは結果は似ている
共倒れと道連れについては複数の存在が望ましくない結果をともに迎えるという意味で使っていく言葉です。
したがって、やや意味は似ていると言えます。
しかし、共倒れは意図しないでそういう状況を迎えたのに対して、道連れは複数のうちの一方が意図して他人を巻き込んだと言えるような状況なので、結果は似ているものの、経緯には差があるのです。