貫禄は「体つきが立派な様子、経験豊富な様子のこと」。

「威風」と言い換えると分かりやすい。

風格は「外観が立派で人間性豊かな様子のこと」。

「風采」と言い換えると分かりやすい。

「貫禄」も「風格」も人に備わったもので、主に外観が良いことや経験が豊富で自信に満ち溢れている様子や温厚で人間性が感じられる様子を言います。

「貫禄」は外観が大きいこと

「貫禄」は見た目が太っていて体つきの大きい人のことを良く言います。

また、経験があることも要素の一つです。

「横綱ともなれば体は大きく、勝負に強く、威厳があり貫禄十分だ」「あの人は体重が100キロ以上あるらしい、見た目は貫禄があるな」「試合を勝ち抜いてきた選手には貫禄を感じる」「苦労をしてきた会社の社長には貫禄や風格を感じてしまう」などと使います。

「風格」は見た目が立派で年数や経験を感じること

「風格」は見た目が良いことです。

威厳に満ちている様子や経験に裏打ちされた自信がある様子、キチンとした身なりである様子、風采が上がっている様子などを言います。

「風格」のある人は威厳があり、人間性が感じられるのです。

威圧感ではなく、立派な人だと皆が感じることが大切です。

人を引き付けるものやオーラがある人、カリスマ性を感じさせる人などを言います。

「貫禄」と「風格」とは少し違うもの

「貫禄」は体の大きいことが必要ですが、「風格」は見た目が立派なことが必要で体つきは関係ありません。

「もちろん「貫禄」も「風格」も持ち合わせていれば「大人物」になります。

意図的に作られている偽の「大人物」は独裁国家にいますが、普通は功績や苦労・経験などを自然と皆が感じるものなのです。

「貫禄」や「風格」は無理に作ると不自然なものになるのです。

「貫禄」と「風格」とは

「貫禄」は大きな体つきで体重がある様子を言います。

また、豊富な経験があることも言うことがあります。

外観で言うことが多く、必ずしも内面が良いことにはなりません。

「風格」は内面の良いことです。

見た目の良いことと合わせて、威厳を感じることです。

「ひとかどの人物は風格を感じる」「作られた大人物は貫禄が有っても風格は無い」などと使います。

おすすめの記事