おずおずは「何かに怯え気後れして物事が出来ない様子のこと」。
「気後れ」と言い換えると分かりやすい。
オドオドは「恐怖や緊張で落ち着かない様子のこと」。
「緊張」と言い換えると分かりやすい。
「おずおず」も「オドオド」も大勢の人前に出ることや、物事をするときに気後れや緊張のあまりすぐに行動が出来ない様子のことを表しています。
「おずおず」は恐ろしくてすぐに動けないこと
「おずおず」は怖くて行動に躊躇していることです。
「オドオド・ビクビク」と似た様子のことです。
以前痛い目に合っていることをもう一度しなければならない場合に、「おずおず」となりすぐに出来なくなることです。
「以前、氷の張った池でお氷が割れ水中に落ちたことがあり、また同じことが起きないかおずおずしてしまった」と使います。
「オドオド」は落ち着かないこと
「オドオド」は「おずおず」から出た言葉ですから、意味も同じになります。
「大勢の人前で話をすることになり、もうすぐ出番になる時に何かオドオドしてしまった」「どうやら、オドオドした態度は嘘がばれるのではと考えたからだな」「いたずらをした子供は親の前でオドオドしていた」「そんなにオドオドしていると、何か悪いことをしたと思われるぞ」などと使います。
「おずおず」も「オドオド」も煮え切らない態度のこと
「おずおず」や「オドオド」とした態度は、傍から見ていると何とも煮え切らない態度に見えます。
何があってもドンと構えているのが頼もしく見えるのですが、そうでなく煮え切らない態度は情なく感じます。
何かを恐れ怯えているのですが、以前のトラウマがそうさせているのです。
当の本人にとっては恐怖感を覚えている訳で、仕方のないことかも知れません。
「おずおず」と「オドオド」とは
「おずおず」は何かを恐れることや怯えることで、出てしまう行為です。
また、緊張することや不安になることでも起きることです。
「オドオド」も同じで、元は「おずおず」から変化した言葉です。
例えば「バンジージャンプで飛び降りる直前は誰でもおずおず、オドオドしてしまうものだ」「おずおず・オドオド」した様子は見ていて見っともないものだ」などと使います。