厭わしいは「煩わしいこと、嫌だと感じること」。
難しい言葉ではありますけど、要するに嫌悪感を抱かせるような物事に対して使っていく言葉なのです。
忌まわしい「好ましくないこと、嫌なこと」。
意味としては厭わしいにかなり似ている状況です。
自身にとって避けたいと思うこと、思い出したくもないことに対して使っていくことが多いと評価できるでしょう。
「厭わしい」の意味
厭わしいとは、煩わしいこと、嫌だと感じることです。
嫌悪感を抱くような存在に対して使うことが多いので、定義は分かりやすいでしょう。
しかし、厭わしいという言葉は日常生活ではほぼ見られないはずです。
使っている人がまずいませんし、自分の口から出ることもないでしょう。
だから、マイナーに感じやすいと評価できるのです。
「忌まわしい」の意味
忌まわしいとは、好ましくないこと、嫌なことです。
自分にとって嫌だと感じることに対して使っていくので、定義は分かりやすいですし、厭わしいにかなり近いです。
ただ、忌まわしいに関しては好ましくないレベルが厭わしいよりも上なので、そこはポイントです。
言葉自体は厭わしいよりも有名ですが、使用できるチャンスは多くありません。
「厭わしい」と「忌まわしい」の用法や用例
「厭わしい出来事が過去にあると、たまにそういった光景を思い出してしまうんだよな。
黒歴史とでも言うのかな。
苦い思い出だけにトラウマになっているような部分もあるよ。」
「僕にとってはあの出来事は非常に忌まわしい記憶として残っている。
今でも非常に後悔しているんだ。
嫌な出来事は数多くあったものの、これがダントツで1位だね。」
厭わしいと忌まわしいはどちらも頻繁には使わない
厭わしいと忌まわしいについては、意味の違いはほぼないと言えるでしょう。
また、両方ともそんなに頻繁には使いません。
厭わしいはそもそも知名度が高くありませんし、忌まわしいは知名度はそれなりに高いですけど、かなり極端なケースで使っていく言葉なので、それぞれは実際に見聞きする状況は多くないと評価できるはずです。