イトトンボは「小さく繊細な感じのするトンボのこと」。
「小型トンボ」と言い換えると分かりやすい。
カミサマトンボは「小さく繊細で黒い羽を持つトンボのこと」。
「オハグロトンボ」と言い換えると分かりやすい。
イトトンボは多くは空色の体だと同型で透明な4枚の羽を持つ小型のトンボのことです。
羽が黒いトンボも小さくオハグロトンボとして有名ですが、俗に「カミサマトンボ」・ゴクラクトンボとも言うようです。
「イトトンボ」は小型トンボ
「イトトンボ」は小さく繊細な感じのトンボです。
小型トンボを総称してイトトンボと呼ぶこともあり、ハグロトンボもカミサマトンボもその範疇に入ります。
セスジイトトンボやアオイトトンボの名の様に空色をしたものが多く、他にはオレンジや黄色・白などがいます。
羽はおおむね透明で、中には黒いハグロトンボなどもいます。
幼虫はヤゴで、成虫は夏に水面近くを飛び回ります。
「カミサマトンボ」は俗称
「カミサマトンボ」と言う名前はハグロトンボの俗称で、お盆前後に多く見られること、羽を合わせる動作が手を合わせるように見えること、子供の殺生を戒めることなどから、「カミサマトンボ」やゴクラクトンボなどと呼ばれたようです。
羽をゆっくりと左右に広げた後、素早く閉じる動作は手を合わせ拝むように見えなくもありません。
「カミサマトンボ」も「イトトンボ」
「カミサマトンボ」はハグロトンボ・オハグロトンボ・ゴクラクトンボ・ホトケトンボなどのことですが、「イトトンボ」の仲間と言えます。
なぜか「カミサマトンボ」には触ってはいけないという言い伝えがあるようです。
全身が黒いものはメス、胴が空色の物はオスと言うことです。
神様の使いと言うことで見ると縁起が良いとされます。
「イトトンボ」と「カミサマトンボ」とは
「イトトンボ」は小型のトンボのことで、比較的種類は多くあります。
成虫になってから越冬する種もいますが、多くは寿命が短く1~3か月とされています。
水面近くを浮遊することが多く、卵は水草に産み付けられ幼虫のヤゴは水生動物になります。
なお、「トンボ」の語源は「ドンブ」と言う東北方言が変化したという説が有力です。