降下は「高い位置から降りること、地位が高い人から命令が出ること」。
後者の意味で使われる機会はかなり少ないです。
基本的には前者の意味での使用になるので、そういった点は覚えておきましょう。
下降は「下に降りること、低く降りること」。
降下との意味の違いはほぼ存在せず、同じような場面で使っていきます。
しかし、意図しないで降りる、下がるときに使うことが多いです。
「降下」の意味
降下とは、高い位置から降りること、地位が高い人から命令が出ることです。
基本的には前者の方が有名です。
頻繁に使用するシーンとしては、航空機に乗っているケースでしょう。
高度を下げるときには降下という言い方をします。
だから、そういった場面で見聞きしやすいのです。
でも、日常生活でそんなに使用されるイメージはないでしょう。
「下降」の意味
下降とは、下に降りること、低く降りることです。
降下との意味の違いはあまりありません。
ただ、下降に関しては意図しないでそういう状況になるケースで使うことが多いです。
例えば成績が下降するといった言い方を実際にしますけど、成績を意図的に下げようとする人はまずいないので、そういうシーンで使う言葉だと覚えておきましょう。
「降下」と「下降」の用法や用例
「航空機は空港に着陸する必要があるから、空港に近づくにつれて徐々に降下していく。
そして、行動や速度を落としてそのまま着陸をするわけだ。」
「なんでだろう。
最近模試の成績がすごい下降しているんだよな。
勉強は以前と同じように続けているつもりなのだが、何かやり方が間違っていたのだろうか。
原因が分からないんだよな。」
降下と下降はどちらも下がること
降下と下降に関しては、意味の違いはそんなにありません。
どちらも下がるという意味を持っています。
ただ、降下は航空機においてよく使われる言葉であり、意図して下がるようなときに使います。
しかし、下降は意図しないで下がるようなときに多く使っていくので、そういった部分で両者は見分けることが可能と言えるでしょう。