露骨は「隠さないでありのまま表に出すこと。」

「あらわ」と言い換えると分かりやすい。

あからさまは「隠さないで明白にすること」。

「明白」と言い換えると分かりやすい。

露骨は意図的にさらけ出す行為です。

あからさまはハッキリと明らかにすることです。

どちらも隠すことはしないで表にありのままさらけ出すことです。

「露骨な態度」「あからさまな仕打ち」などと使います。

「露骨」はハッキリと分かるようにすること

「露骨」は隠さず分かるようにすることです。

特に「露骨な態度」とよく使いますが、「相手に対してハッキリと分かるように嫌味な態度をすること」で、普通はそこまではしないものです。

意図的に反抗心が分かるような態度も「露骨」なことです。

例えば「私の提案に露骨に反対をした人がいる」「仕入れ担当は売り込みに来た業者に露骨に接待を迫っていた」

「あからさま」は明白なこと

「あからさま」は「明らかな様子」ですから、明白にすること、何も隠さずハッキリとすることなどの意味になります。

また、わざと分かるようにする意味もあり、露骨と意味が似ています。

本来は隠れてすることも表立ってハッキリと行うことです。

例えば「賄賂を役人はあからさまに要求した」「その言葉に彼はあからさまに不愉快な顔つきになった」と使います。

「露骨」は「あからさま」なこと

「露骨」も「あからさま」も隠れないで、分かるようにハッキリと相手に言いにくいことを行動で伝えることです。

ですから「賄賂・嫌味・批判・悪口・辛辣なこと」などをハッキリと口頭や行動で伝えることになります。

「昼飯の美味しいところを知っていますか」「何十万円も給料をもらっていれば貯金も出来ますよね」などと使います。

「露骨」と「あからさま」とは

「露骨」は言い難いこともハッキリ言ってしまうことです。

相手に分かるように賄賂を求めたりすることや、嫌味・批判などを面と向かってハッキリと言うこと、個人攻撃として非常識な行動をとることなどです。

「あからさま」も露骨と同じ意味で使います。

「あからさまに要求する」「あからさまに嫌味を言われた」などと使います。

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