主流は「根幹をなす流れのこと」。
「本筋」と言い換えると分かりやすい。
本流は「根幹を占める流れのこと」。
「根幹」と言い換えると分かりやすい。
主流も本流も支流に対する言葉で、川の流れを表すだけでなく本筋や本質・主要部分・根幹を表す言葉です。
政治の「派閥の主流派」「保守本流」などの言葉があります。
「支流の水を集めて流れている太い川が本流と言えます」「支流から本流に合流した」などと使います。
「主流」は本筋
「主流」は根幹をなす流れのことで、組織などで重要な人の出世コースを言うことがあります。
「もう主流の流れからはずされたようで、出世の道は遠くなった」「主流は周りの水を取り入れて、たくましく流れる川」「支流が集まったのが主流となります」「保守党・主流派のボスが次期総理候補だ」「主流派が実権を握るとは限らない」などと使います。
「本流」は海にそそぐ川
「本流」は支流を集めて最後には海に注ぐ川のことです。
支流があっての本流で、海に注ぐ細い一本川でも本流なのです。
本流は根幹をなす主要なものと言う意味で使われます。
「保守本流」と言う言葉が有名です。
保守党の中でも、保守を自認する根幹勢力のことです。
別に右翼と言う訳ではありませんが、大勢力・主要勢力のことです。
「主流」と「本流」は同じこと
「主流」となっている川は「本流」です。
支流を集めて本格的な流れになるものですから本流なのです。
主流・本流となれば、川幅が広く長い距離を滔々と流れるイメージがあります。
支流の様に聞いたこともない名前でなく、聞けばすぐに分かる名前が付いているものです。
例えば、「利根川・信濃川・千曲川・阿武隈川・石狩川」など大河川のことです。
「主流」と「本流」とは
本来、「主流」は根幹をなし主要部分を占める川のことで、多くの支流を持つ川のことです。
転じて、組織の中で根幹を占める人事の流れと言う意味になりました。
「本流」も主流と同じ意味です。
転じて、組織の中の主要部分・重要勢力などの意味になります。
「保守の主流派のドンドン」「保守党の中の保守本流」などと使います。