隠語は「業界でしか分からない言葉のこと」「慣用句」と言い換えると分かりやすい。

符丁は「業界でしか分からない隠語のこと」。

「隠語」と言い換えると分かりやすい。

隠語も符丁も当事者間の意志の疎通は出来ても、第三者には訳の分からない言葉に聞こえるものです。

それが目的なのですが、業界によりさまざまな言葉があります。

「隠語」は隠し言葉

「隠語」は第三者に隠す目的で話す言葉です。

仲間内の連帯感もあり、外部には都合の悪いことが隠せるという利点があるものです。

例えば不動産業界の隠語で「あんこ・かき揚げ・てんぷら」とあると「食べ物なのに」と思いますが、順に「売り手と買い手に3社以上が入っていること・頭金なしローン組み・でっち上げの嘘の契約」と言う意味だそうです。

「符丁」も隠語

「符丁」は客の前でも分からないように、仲間で意志の疎通が出来るようにした言葉のことです。

例えば寿司やの符丁では「あがり・がり・ぎょく・げそ・しゃり」などはお馴染みのものですが「あにき」とは分かりません。

「古いネタ」のことを言いますから、お客には知られたくないことです。

客に出すまな板の様なものを「げた」、ワサビを「さび・なみだ」と言うのはユーモアがあります。

「隠語」も「符丁」も業界専門用語

「隠語」や「符丁」はどの業界にでもあるものです。

正式な言葉ではないものの、知らなければ恥を掻くものになっています。

「符丁」は言葉だけではなく記号もあり、たとえば値段を知られたくない場合、数字を符丁にしているのです。

もともとの発生が、客に値段を知られたくないことだったのです。

魚市場など値段が飛び交う現場では使われて来ました。

「隠語」と「符丁」とは

「隠語」は業界でしか通用しない言葉のことです。

なるほどと思わせる面白いものやユーモアのあるものなどいろいろです。

「符丁」も一種の隠語ですから、古くから使われて来ました。

客商売で客の前で言えないことを符丁にしたものです。

特に数字を符丁にすることは古くから行われていたのです。

市場では独特の符丁があるそうです。

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