交差は「2つものが入り混じること」。
いろいろなシーンで使える言葉であり、2つのものが重なったりしている状況でよく使っていく言葉と評価できます。
交錯は「2つ以上のものが入り組むこと」。
意味は交差に似ていますけど、数はその都度違いますし、入り組むと言うことでやや複雑な状況を表しています。
人間同士がぶつかるような場面でも使います。
「交差」の意味
交差とは、2つのものが入り混じることです。
意味としては漠然としているため、割といろいろなシーンで使用することが可能な言葉となっています。
だから、その都度幅広い意味として使われることになるでしょう。
ただ、2つのものが重なるようなシーンで顕著と言えるため、そういう特徴を持った場面でよく見かける可能性が高いでしょう。
「交錯」の意味
交錯とは、2つ以上のものが入り組むことです。
複数のものが入り組んでいる状況を表しているので、対象となるものの数はいくつでも構いません。
複数であれば常に使うことができます。
ただ、交錯もかなりアバウトな意味ですから、その都度示している状況が異なる可能性があります。
また、人間同士がぶつかるときによく使われるでしょう。
「交差」と「交錯」の用法や用例
「この交差点は非常に交通量が多いから危険と言えるだろうな。
したがって、実際に歩くときには車の存在にかなり気を付けるという意識が絶対に必要だろうな。」
「この前の試合で、外野フライを追った2人の選手が交錯し、1人は自力でベンチまで帰ることができなくて、担架で運ばれて行ったよ。
大きなケガじゃなければいいのだが。」
交差と交錯はともに重なるという意味がある
交差と交錯に関しては、同じような意味の言葉と言えます。
どちらも複数のものが重なるようなシーンで使っていきますから。
したがって、お互いに多くの場面で使用することが可能と言えるでしょう。
ただ、交差は主に2つのものを対象にしますが、交錯は2つ以上なので、数はそんなに問われません。
そこに違いを見出すことができるでしょう。