小僧は「一人前ではない僧侶のこと」。
元々の意味はこういったものですが、現代では生意気な子供に対して使われる側面があります。
何らかの不都合な存在に感じられる、小さな子供を揶揄する意味で使用されるのです。
餓鬼は「餓鬼道に生まれた者のこと」。
元々は仏教に関係する言葉となっているものの、餓鬼に関しても小僧同様に生意気な子供に対して使われる場合が多くあります。
「小僧」の意味
小僧とは、一人前ではない僧侶のことです。
こういった意味で本来は使用されていた言葉ではあるものの、現代では違った意味での使用が目立ちます。
特に生意気な態度をとる子供を揶揄する意味合いで使われることが多いため、こちらの意味の方がメジャーです。
基本的に小僧という言葉が使われるシーンは、少なからず怒りの感情を持っていることが多いと言えるでしょう。
「餓鬼」の意味
餓鬼とは、餓鬼道に生まれた者のことです。
元々の意味に関しては、仏教に関係するものですけど、現代では特にそれとは関係ない意味で使用されています。
というのも、やはり小僧同様に生意気な子供に対しての揶揄を意味する言葉として使われるケースが多く、現代ではそういう意味で使うケースが大半でしょう。
したがって、そこは理解しておく必要があります。
「小僧」と「餓鬼」の用法や用例
「最近の小僧のがする悪さは度を越えている気がするな。
単なるいたずらではなく、もはや犯罪と言えるようなものがたびたび見られる。
親のしつけの問題だろうか。」
「近所の餓鬼は本当にイタズラ好きで参るよ。
ピンポンダッシュとか頻繁にされるからね。
このくらいの年齢の子たちはそういう遊びが好きということなんだろう。」
小僧と餓鬼は同じ意味として使われている
小僧と餓鬼に関しては、現在は同じ意味として使用されていると言えます。
どちらも生意気な態度をとる、イタズラ好きの子供という意味を持っているのです。
それぞれの元々の意味は違いますし、小僧と餓鬼との間でも違っています。
ただ、現在においてはこれらの言葉は元々の意味とは異なった場面で使われ、同じ意味として扱われる点は知っておきましょう。